4/19 浅間山(箱根)ミニハイク
思いがけなく湯坂路へ
年に一度、親族が集まって小さな旅をしています。みんな歳をとってきたので、お互いの「お変わりなく」を喜び合う?行事です。
今年の行き先は、箱根でした。さて、どんな旅になりましたやら…。
一泊した翌朝、小涌園近くのつつじの名園『蓬萊園』を見てから一足伸ばして、千条の滝(ちすじのたき)を見に行きました。
長姉はひざが痛いと『蓬萊園』でリタイア(でも実はこの姉が一番元気)したので、平均年齢(ほぼ)70歳の9人です。
『蓬萊園』から滝まで、のんびり歩いて30分ほど。周りの山々にはあちこちに山桜が咲いています。淡い緑から濃い緑までさまざまな緑色の中にピンクが点在して、モザイク模様のようにきれいです。
千条の滝で記念写真などを撮って「さて帰ろう」とすると、沢をはさんだ向こう岸に『浅間山まで30分』の標識があります。
出発前にすぐ上の姉が「もしかしたら行ってみる?」と言っていたので、若い部?の2夫婦で寄り道することにしました。橋の向こうからは、もうりっぱなハイキング路ですが、4人ともウォーキング用のスニーカーなので、足元はまあ大丈夫でしょう。水も私がペットボトルに1本持っています。
4人で歩き始めると、後ろから長兄が「30分なら、俺も行ってみるかな」と言い出しました。背広に短靴(って言い方古い?)です。次に若い?義兄が「じゃ、俺も」。また次に若い?姉が「じゃ、私も行きたいな」と言います。こちらは、スカートにかかとの低いカッターシューズです。
「えええっ、それじゃ無理だよ」と言うのに、3人ともやる気満々です。年寄りは?言い出したら聞きません?。
途中で、立派な登山姿のグループにいくつか抜かれましたが、みんなびっくりして抜いて行きます。
日差しも強くなってきてのども渇きます。途中で一本のペットボトルを分け合って飲みましたが、ほんの少しずつしか飲めません。飴をいくつか持っていたのでこれもみんなに分けます。30分のところを小一時間かけて、浅間山に登りつきました。
【浅間山で靴を脱いで寝そべっている義兄。足を投げ出しているスカートの姉。う~む…。】
浅間山に着いてみたら、何だか見覚えのあるところです。「ここって…」と思って道標を見ると、なんと、行こう行こうと思いながら行きそびれていた湯坂路の途中ではないですか。
L字型に曲がる路のこじんまりとした草原に、たくさんの『りっぱな』ハイカーがくつろいでいます。突然現れた奇妙な集団に、みんなあっけにとられている様子です。
さもありなん。
同じ道を何とか無事に帰りつきましたけれど、やっぱり、どんなところでも山道は山道です。「山は山」水も食べ物も必要です。侮ってはいけないとつくづく思った浅間山でした。
翌日、兄たちに電話をすると「ぜんぜんどこも痛くないよ。なんだ、心配してくれたのか」ですって。
…皆様お元気で何よりです。
草笛を吹き少年の眸となれり pallet 【草笛を吹く義兄】
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