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7/4 秋田駒ケ岳

 花いっぱいの秋田駒ケ岳

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JR東日本の『大人の休日倶楽部会員パス』期間限定3日間乗り放題(概略)12,000円、という切符を使って、土日で東北の山へ出かけました。
私は決してJRの広報係ではありませんがwink、この時ばかりは「オトナでヨカッタ」と思えるお得な切符でした。(記事中の写真はクリックで拡大します。)

一日目は、東北新幹線で田沢湖駅まで。その足で秋田駒ケ岳を上って下りて、盛岡へまた新幹線で移動するという、トシのいった「オトナ」にはちょっとハードなスケジュールです。

2009.7.4.(土)  秋田駒ケ岳(最高峰は男女岳1637.4m。男岳1623m。)

               メンバー オトナ3名。

JR東京bullettrain 6:56 (こまち1号)→JR田沢湖9:56/bus 10:05バス(\1,000)→八合目11:04/shoe 11:25 …沢11:55…焼森山頂12:15/12:25…横岳(1583高地)12:30/12:50…大焼砂…男岳・国見温泉分岐13:20…大焼砂トラバース…馬場の小路(ムーミン谷?)…分岐への上り口14:05…男岳・阿弥陀池分岐14:35/14:40…男岳山頂14:55/15:00…男岳・阿弥陀池分岐15:10…八合目・阿弥陀池分岐15:25…片倉山(赤土の広場)15:52…八合目16:15/bus 16:25バス(\1,000)→JR田沢湖17:24/bullettrain18:05(こまち28号)→盛岡18:39。
bus バスの切符は田沢湖駅構内で買えますが、釣銭が不要ならば車内でもOKのようでした。doorトイレと水場は、八合目にあります。阿弥陀池避難小屋には?

【 『こまち』 について】
私は『こまち』に乗るのは初めてです。
これまで知らなかったのですが、『こまち』は全席指定なので事前に指定を取っておかないと大変なことになります。もし同じようなコースで行ってみようかと思われる方がいましたら、じゅうぶんご注意ください。
特定特急券というのもあるようですが、これは止むをえない場合の立ち席特急券のようです。

【東京から秋田駒ケ岳八合目まで】
さて、東京から3時間で田沢湖駅に着きました。
001_2 この『こまち1号』には、私たちと同じようなオトナがたくさん乗っていて、車内アナウンスでも「本日は田沢湖駅まで満席です。」と何度か繰り返していました。

私の隣席の初老の男性はよくこの便を使うらしく、「山へお出かけですか? きょうは何かあるんですか?」と途中で話しかけてきました。気難しそうな方だったのでちょっとびっくりしましたが、事情をお話しすると納得したようで、感心したようなお顔をしていました。
そして、田沢湖駅の改札口では、まるこさんがお友だちとばったり。

この企画、大人気のようです。

写真は駅の構内ですが、左下の掲示板には『秋田駒ケ岳の花の開花情報』がリアルタイムで掲示されていました。

八合目行きバスは、ちょうどよく連絡していて一台がほぼいっぱいになり、定刻通りの出発です。一時間で八合目に着きました。東京から4時間、奥秩父に行くのとたいして変わらない時間で、秋田県に来てしまいました。

新幹線って、すごい!。

【八合目から大焼砂へ】
八合目まで来る間の道路沿いには、濃いピンク色のタニウツギがたわわに咲いていて車窓を賑わしていました。山にはどんな花が咲いているのかとても楽しみです。

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バスが到着した八合目小屋周辺には、清潔なトイレ、水場、足洗い場、開店時間が短いながら小さな売店もあり、気持のよいパーキングエリアになっていました。足元にはもうチドリの花が咲いています。びっくり。

きょうは天気があまり良くなく、ガスっています。梅雨のさなかなので、雨が降らないだけ良しとしましょう。
左端の茶色い表示板の所から山に入ります。入って道なりに右手へ行くのが一般のルート(阿弥陀池へ最短)のようですが、私たちは入ってすぐ左手に分岐する焼森方面への道(木道)に入りました。
ピークを踏むのは後回しにして、まずは、お花畑を見てしまおうという計画です。
亀足隊なので、今回はもしかしたらピークは踏めないかもしれないと思っています。

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【アズマシャクナゲ】【マイヅルソウ】【?サクラ】
【ベニバナイチゴ】【サンカヨウ】【シラネアオイ】

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花を見かけるたびに立ち止りながら灌木の間を30分、みずみずしいショウジョウバカマが縁に咲く沢にでました。向こうに雪渓を見ながら沢を横切り、折り返すように上ります。
反対側から来るとこの沢を渡るのを見逃しやすいらしく、渡り着くと注意書きの掲示がありました。
ここから焼森山頂までは半ピッチもありません。

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【ショウジョウバカマ】【ツマトリソウ】【ミヤマダイコンソウ】
【エゾツツジ】【コミヤマハンショウヅル】【コケモモ】

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ガスの中を、焼森に向かいます。ざらざらとした砂礫の道です。
周りの景色は何も見えませんが、足元や左右の斜面に群生している黄色の花が目に飛び込んできました。タカネスミレです。

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やや、盛りを過ぎているようですが、まだまだきれいです。奥のほうまでたくさん咲いている黄色の花が見えるでしょうか。

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焼森山頂から横岳へ向かいます。山頂ではガスが濃くて、私は一瞬、どちらから来たのだったか方向を失ってしまいました。危ない危ない。
晴れていれば、たぶん横岳のむこうに大焼砂の黒い斜面が見えているはずです。

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横岳山頂に着くと、少しガスが晴れ始め、らせんのような山頂の女岳と右手には男岳が見えてきました。目の前に景色が広がると、やっぱりいい気持ちです。
景色を見ながら、簡単にお昼を済ませました。
ここは三俣になっているので、間違わないように大焼砂方面への道を確認して下り始めます。

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はるか下に、男岳を背にして馬場の小路(ムーミン谷とも呼ばれるようです)の木道がすーっと伸びているのが見えます。後であの小路を通ります。

大焼砂はさすがに『大』だけあって、さらにざらざらとした黒い砂が分厚く積もっています。下りの私たちはずり落ちるように歩きますが、上ってくる人たちは重くてだいぶ苦労している様子です。

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でもこのあたりから、両脇はコマクサの群生が始まりました。ちょうど花盛りで本当に見事です。(写真ではよくわからなくて残念です。)

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【タカネスミレ】【ホソバイワベンケイ】【(ズーム)ピンクの群れはたぶんエゾツツジ】
【コマクサ】 【コマクサ】【コマクサとタカネスミレ群生】

国見温泉と男岳の分岐に来ると、突然雨が降り出しました。標識を見ると、あら!秋田駒なのにここには『岩手県』と書いてあります。
たしかに、岩手県は雨の予報でしたが…。

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レインウエアを着こんで大焼砂の斜面のトラバース。両脇にはもちろんコマクサがいっぱいです。いよいよ、目指すチングルマロード(馬場の小路)へ向かいます。

【大焼砂から男岳へ】
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【大焼砂からの道を振り返る】

大焼砂のトラバースを終えて馬場の小路に入ると…「うわっ!うわっ!」と3人とも言葉になりません。すごいチングルマの群落です。
花の盛りのもの、綿毛になったもの、綿毛になりつつあるものが混ざりあって、なんてきれい!というより、なんてすごいんでしょう!。こんなの初めて!。
咲いているのはチングルマばかりではありません。

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083_2 【ガクウラジロヨウラク】【イワカガミ】【ヒナザクラ/後ろ姿で失礼!】
【チングルマ】【アオノツガザクラ】【カラマツソウ】
【ムシトリスミレ】【サンカヨウ】【ショウジョウバカマ】
【チングルマの間を行く】

私が今まで見て印象に残っている、白山、白馬岳の大出原、南ア荒川岳のお花畑に負けないすごさ、美しさのように思います。

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【男岳分岐へは、正面を右手へ急登します。】

雪が残って木道に覆いかぶさっている場所や、チングルマの群落をかき分けて(っていうのはちょっとオーバーだけど)進むような場所もあります。
ムーミン谷と呼ばれているのもうなずけるような、なんとものどかな感じのする谷間です。
初夏の東北の山がこんなに素敵だったとは、想像以上です。

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木道が終わるとほどなくして、男岳分岐への登り口に着きました。
今までのんびりとアップダウンのあまりない道を歩いてきたので、いきなりの急登に息が切れます。折り返しながらの上りです。

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【シラネアオイ】【ミヤマキンポウゲ】【オオバキスミレ】
【ウサギギク】【ウラジロヨウラクなど】【ハクサンチドリ】

ここにもまたたくさんの花が咲いていました。シラネアオイなどあまりにも「どっさり」咲いているので、「はいはいわかりました」って言いたくなるほどでした。来るまでは、「見れるかなあ、見たいなあ」って思っていたのに、なんて勝手な言いようでしょう。シラネアオイさんごめんなさい。

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【男岳分岐から阿弥陀池を見下ろす。】

男岳分岐に上りつきました。男女岳に登るにはちょっと時間がないけれど、男岳だけならピークが踏めそうです。分岐に荷物をデポしてピストンすることにしました。
阿弥陀池の向こう、男女岳の斜面を上り始めたグループの列が見えます

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【ニッコウキスゲ/咲き始めの一輪】【エゾツツジ】【シモツケ?】
【アカモノ(イワハゼ)】【いろいろ】【ハナ?】

さて、いよいよ八合目に向けて下山開始です。
阿弥陀池のまわりにはヒナザクラが群生しているようですし、最高峰の男女岳もちょっぴり心残りです。でも、この美しい山にはまたいつかゆっくり来たいねと、オトナ3人は声を揃えました。

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【田沢湖がみえた!】

八合目まで、小一時間。最後のひと頑張りです。この道にも、まだまだ沢山の花が咲いています。
道程を半分ほど過ぎると雲がふわっと切れて、向こうに小さく田沢湖が見えました。よく頑張ったご褒美のようです。すごく嬉しい。

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木々の間から八合目駐車場が見えてきました。駐車場にはバスの発車10分前に到着です。
「ほっ」。
今日一日遊ばせていただいた秋田駒ケ岳さん、ありがとうございました。

031_11長い報告、おしまい。

この山行で、初めてエゾツツジに出会いました。濃いピンク色が目を引いて、すごく素敵な花だと思いました。
右の写真のコマクサのつぼみは、焼森で冷たいしずくをまとっていました。やはり女王、美しい花ですね。

花の写真など、間違いがありましたら教えていただけると嬉しいです。

翌日は、岩手山に登りました。

レポートはrunこちらから

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