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7/25 ’09夏山縦走 その3 

昨日、常念小屋から徳澤園に電話を入れてみると「相部屋なら」ということで宿の確保ができました、ラッキー!!。で、きょうは徳沢まで下りることにします。お天気は曇りの予報です。
居心地の良い宿と気持のよいお風呂が待っています。「嬉しい!頑張るぞ~」。

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【常念から蝶への稜線をゆく/風が強い ©テンプル】

写真はクリックで拡大します。

第3日 7/25(土) 常念小屋~常念岳~蝶が岳~徳沢

 

常念小屋(朝食5:00)5:50shoe…6合目6:50…常念岳7:30…2512ピーク9:00…2592ピーク10:10…蝶槍11:30…三角点11:50…蝶が岳ヒュッテ12:25/13:20…妖精の池13:35…長塀山14:20…徳沢16:55

    

徳沢までと決めたものの、結構な長丁場になります。ひとまず蝶が岳ヒュッテを目的に行き、そこでの調子を見てあとの行動をまた相談しようということになりました。何かと評判の良くない(中)高年なので、無理は禁物です。
曇りの予報ですが、四方を見渡すとあまりいいお天気とは言えそうにありません。乗越は風の通り道でいつものこととはいえ、強い風も吹いています。

   

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【槍・穂高の稜線は雲の中】【常念山頂もガスっている】
【アンテナの下でゆきさんが撮影中】【穂高の町も曇り】4枚とも出発前の乗越(小屋前)で撮影。

      

ジグザグの道がず~っと見えるので、先に出発した10人ほどのグループが、もうずいぶん小さく見えるようになりました。私たちもあとに続きます。
地図に「浮石注意」とあるとおり、ゴロゴロした岩の道は思いのほか不安定で、苦手な登りに加えて足の置き場を考えながら行くので、けっこう疲れます。
空身でピストンしている人たちに何人も会います。小屋へ戻ってからヒエ平へ下りるのかしら? 軽そうでいいなぁ。

      

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【常念小屋を見下ろす】

    

ふうふうふうふう…あっ、前方の岩の下からオコジョが顔を出しています。かわいい!二度ほど出てきましたが…写真を撮る暇はありませんでした。テンプルさんとゆきさんの位置からは見えなかったそうです。残念!でも、私はしばらくの間ちょっと楽しい気分♪。
岩ゴロの道ですが、時々こんなことがあったりハクサンシャクナゲがきれいに咲いていたりするので、そのたびに少しだけ元気が出ます。

    

一時間歩いてもまだ6合目です。なんだかまたガスっぽくなり、風もさらに強くなってきました。ひと頑張りして三股への分岐を過ぎ、大きな岩をよじ登るとやっと小さい祠のある狭い山頂に着きました。
すごい風です。あとからやってくる人がいるので記念撮影をしてすぐに場所を空け、蝶が岳への道に入りました。

   

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【山頂を振り返る】

    

山頂を越えるとガスは切れてきましたが風がますます強くなりました。風に振られてバランスをくずさないように慎重に岩の道をたどります。
急な岩の道をジグザグに下りてゆくと、前を行く例の10人パーティが立ち止っていました。強風にザックカバーが飛ばされかけていたようです。ここで、「お先にどうぞ」と道をゆずられました。

    

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【登山道の中ほどに10人パーティが見えます】

      

小屋から3時間。2512ピークから振り返ってみるとけっこうな斜面を下りてきたことが分かります。
「すご~い。あんなとこ下りてきたのぉ?」

 

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目を進行方向に向けると、今までとは全く違い、樹林で覆われた青々した山が待っていました。「これってどうして?」とテンプルさんがしきりに不思議がっています。ほんとに不思議。どうしてなのかしら…。きっと、ちょうど森林限界に当るのかもしれませんね。
岩屑の斜面を下りて樹林帯の中に入っていくと、ひとまず強い風から逃れられてほっとします。

  

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【森の中1~3】【2592ピークあたりのニッコウキスゲ群落】

    

樹林帯は二度ほど途切れて、その都度斜面いっぱいに広がる色とりどりのお花畑がとてもきれいでした。二度目のお花畑のニッコウキスゲの群落を過ぎてひと登りし、蝶槍から蝶が岳三角点に向かいます。

    

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【蝶槍からガスの切れ目に常念岳を見る】

    

樹林帯の途中で雨が降り出したので雨具の上下を着ましたが、雨は間もなく止みそれからずっとガスの中を歩いています。樹林帯を抜け出るとまた風が強くなりました。前よりももっともっと強い風です。
時々からだが風にあおられてよろけます。大げさではなく、耐風姿勢を取らないと立っていられない時もあります。体重の軽いゆきさんはほんとに風に飛ばされて?バランスを崩し、頬骨の辺りを岩にぶつけてしまいました。幸い大した怪我ではなくホッとしましたが、蝶が岳ヒュッテまであと一時間ほどこの風の中を行くので油断は禁物です。
まったく、なんという天候なんでしょう。

   

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【蝶が岳ヒュッテに到着】

     

ガスの中にぼおぅっと現れた横尾への分岐点(ちょうど12時でした)を過ぎて、12時25分蝶が岳ヒュッテに着きました。ここで、大休止です。
熱々の紅茶や温かいうどんやおでんやと好きなものをお腹に入れ、トイレを拝借し、ストーブで濡れたからだを乾かします。屋根の下でこうして休める小屋があってほんとうに助かります。

     

ここから徳沢まで3時間。一時間近く休憩し、元気も回復したようなので予定どおり下山することにしました。17時には着く予定ですが、遅くなることもありうるので念のため徳澤園に電話連絡(衛星?公衆電話/テレフォンカードが入用)を入れておきました。
支度をしていると、あとからやってきた例の10人パーティのリーダーさん?に「またご一緒ですね」と声をかけられました。「私たち、これから徳沢へ下りるんです」と答えると、「すごっ!」と目を丸くされました。…私たち、…無謀かしら?

   

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【ハクサンイチゲ】

  

小屋を出ると雨が降り出していて、常念から来た人が、私たちがそちらへ向かうと思ったらしく「すごく危険だから、気を付けてください」と言ってくれました。たしかに、あの岩場の斜面で風だけでなくこんな雨が降っていたらどうしたろうと思います。

  

小屋の横へ回り込み、徳沢への道に進みます。ガスがひどくて、だだっ広い所では行く手がよくわかりませんが、すぐに長塀尾根への樹林帯に入りました。風が止んでホッとします。

  

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【妖精の池】

    

少し行くと雪の残る妖精の池に出ました。池の周りに咲いている満開のハクサンイチゲが、縁どりのレースのようでとっても素敵です。
これ以後、長塀山までの間には所々お花畑が続いていて、いろいろな花が目を楽しませてくれました。でも、ここが長塀山かと思った所は手前のピークで、徳沢まではなかなか長い道のりになりそうです。

   

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【途中の池では水が登山道まであふれていたり…】

   

長塀山からは展望のきかない(って、今までも何も見えない!)樹林帯の中をひたすら下ります。途中から今度は雨が強くなり、雷も鳴り始めました。もう、何かに追いかけられるようにどんどんどんどん下ります。下りればおいしい食事と温かいお風呂が…。

    

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【徳沢/蝶が岳登山口】

    

16時55分、無事、徳澤園に着きました。木々の間から色とりどりのテントが見えます。開放的な空間がなんて素敵に見えたことでしょう。

   

長い一日でした。

     

きょうの花(風雨がすごくて写真をあまり撮れませんでした。)

   

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【ハクサンシャクナゲ】【ウラジロヨウラク】
【チョウジコメツツジ】【ハクサンシャクナゲ】

  

208 209 213 219
モミジカラマツ】【シナノキンバイ】
【ハクサンチドリ】【テガタチドリ/ニッコウキスゲ】

       

222 224 244 249
【サンカヨウ群生】【チシマギキョウ】
【コイワカガミ】【キヌガサソウ群生】

     

pencil その4へつづく

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