10/10 八ヶ岳南部縦走 その1
今回のルート中、赤岳から権現岳の間はまだ歩いたことがないので、ちょっとわくわく(びくびく?!)しています。さて、どうなるでしょう。
「北八つ」と「南八つ」の境は夏沢峠とのこと。そうすると、きょうの私は前回残した北八つの南部分を歩くということになります。
茅野 9:08 (タクシー)→麦草峠10::00/10:20
…白駒池10:50/11:00…高見石11:45/12:00…昼食12:45/12:55…中山13:20/13:30…中山峠14:00…東天狗15:20…オーレン小屋16:50着.
二週間前に蓼科山へ向かって歩き出した麦草峠から、きょうは南へ向けての出発です。山の仲間6人のパーティ、お天気もまあまあなのでのんびり行きましょう。
台風18号の直後なので、森の中の登山道はぐちゃぐちゃ。でも、ひっそりひんやりいい気持ちです。
…って白駒池入口まで来ると、突然現れる観光客。ここの駐車場に車を止めて、池まで行く人でいっぱいでした。途中には三脚を立てて写真を撮る人たちの列も。
こんなに簡単にこの苔むした森の様子や紅葉の始まった池の周りの景色を見に来られるなんて、歩くのが苦手な人たちには喜ばしいことなんでしょうね。みんな楽しそうに感心して景色を眺めていたのが、なんだかほほえましくて印象的でした。
白駒池から先にはさすがに観光客も入ってきません。ワンピッチで高見石小屋に着きました。雲が切れているので白駒池が見えるはずと、小屋脇の大石の重なりを上って見に行きました。上り下りで15分ほどの間なのに、上らずに待っていた仲間がしきりに「寒くなっちゃたよ~」とぶうたれて!います。
それもそのはず、歩き始めて少しするとあろうことか霰がぱらぱらと降ってきました。さっきまで青空が見えていたのにびっくりです。
石のごろごろとした、山頂とも思えない見晴らしの良い平坦な中山と、薄暗い中山峠を過ぎると、左手にパッチワークのような景色が広がりました。黄色の多い色合いですが、やわらかな感じがなんてすてきなんでしょう。
写真ではうまく感じが出なくて、本当に残念です。
天狗岳が見えてきました。ここからだと天狗の鼻がたしかにそれっぽく見えますね。左の奥には硫黄岳もちょっと顔を出しています。
霧氷の付いた木も見えます。風があるわけではないのにますます寒くなってきて、雨具の上着を羽織りました。気温が相当低いのでしょう。
なんだか休み休みのんびり歩いてきたので、思いのほか時間を喰っているようです。お天気もだんだん悪くなっているので西天狗には寄らないことで衆議一決。雲に覆われてしまった東天狗山頂の岩陰で、温かいお茶をお腹に入れて最後の大休止です。
【根石岳の左奥に遠くなった天狗岳。根石山荘辺りから振り返る。】
砂礫のジグザグを下りて行き、左に本沢温泉への道を分けて広々とした根石岳と箕冠山の鞍部に着けば、もう何の心配もいりません。この辺は夏になるとコマクサがきれいなはずですが、今はただの広場のようです。時間も遅いので、私たちの他には誰もいなくなりました。
箕冠山の賑やかな山頂(とも思えない場所)標識に従って、今夜の宿のオーレン小屋への道を進みます。
オーレン小屋は水の豊富な場所にあって、檜のお風呂に入れます。
きょうはからだが冷え切ってしまったので、たぶん温かさが文字通り身に沁みるだろうなあと思いながら、薄暗くなった森の中を急ぎ、17時ちょうどに小屋に到着です。
小屋の中はストーブに火が入っていて、ほっとする暖かさでした.。夕飯には名物さくら肉のすき焼きが待っています。
お風呂に入る前から身に沁みる、小屋のありがたさです。
その2へ続きます。
写真はクリックで拡大します。
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