11/3 茅ヶ岳・金ヶ岳 その2
山を下りて、「明野ふれあいの里」から「明野ふるさと太陽館」へ向かいます。
【ここで農作業をする人々にとって、八ケ岳はどんな存在なんだろう】
長い車道歩きでしたが、周りのすばらしい景色にきょうの山歩きの印象が倍加したような気がします。(その1はこちらから)
茅ヶ岳・金ヶ岳と縦走して下山。林の中にバンガロー?が点在する遊歩道を経て車道に出たものの、どちらへ行ったらよいのかよくわかりません。
「明野ふナントカ」っていうお風呂だったからこっちだろうと、案内板の「←明野ふれあいの里」の方へ歩き始めます。管理棟があるようなので何とかなるでしょうと、里へ出た安心感でもうずいぶんいい加減ムードです。
しばらく行くと、向こうからバスで一緒だった二人組が…。
「どこからきたんですか~」と遠くから声をかけると、「こっちじゃないんだって~」と言いながらやってきます。
二人も「明野ふ…」につられて、反対に歩いてしまったようです。一緒に、さっき出てきた写真の正面の道(登山口)を左に見送って、緩い傾斜の車道をまっすぐに下り始めます。
左に見えてきたのは大菩薩の山々でしょうか。
続いて、富士山も見えてきました。
正面に甲斐駒を見ながら、白菜畑の脇をまっすぐに歩いて行きます。もう少しすると、左手に『東大宇宙線研究所明野観測所』が現れます。
明野村は日本で一番日照時間が長いとのことですし、空気も澄んでいるのでこんな施設があるのでしょうか。そういえば、以前はほかに目印がなかったのか、金ヶ岳からの下山路入口に『東大宇宙線…』と書かれた小さな古い標識がありました。
右手にひょっこりと八ケ岳が姿を現わしました。広々とした畑の向こうに長い裾を引いた姿がほんとうに素晴らしい。
左手には、また富士山が。手前の畑の模様がとってもよく似合っていて、これもすてき。
ほんとに清々としたすてきな所です。南アルプスや八ケ岳をみながら、「遠いなあ、まだかなあ」とぶらぶらと歩いていると、
後ろから、山の中で私の後ろを歩いていたはずの男性二人組がタクシーで私たちを追い抜いて行きました。
何人かで来ていたら、私もタクシーを使ってしまったかもしれない距離だけれど、この景色を見ながらのぶらぶら散歩はちょっと捨てがたいものがあります。
家が少しずつ増えてきた頃、向こうになんだかヘンなものがふわふわと浮いています。
きょうは太陽館の広場で、『だいこん祭り』が開かれていたのでした。
どうやら私はこの風船に見とれていて、県道と出会った所にあったらしい「茅ヶ岳登山道入り口」のバス停を見逃してしまったようです。
ふるさと太陽館へは、この県道を左へ進みます。正面に富士山を見ながらもうひと頑張りです。東大宇宙線研究所から30分ほどかかって、やっと太陽館に着きました。
お風呂(茅の湯)に入ってさっぱりし、16:22発のバスで韮崎へ出ると
ホームから夕焼けに染まり始めた富士山がまた見えていました。
山を下りてからの方がおもしろかったかも、なんてちょっと思ってしまった一日でした。
(山歩き №19)
「ふろく」編もあります(こちらから)。
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こんばんは~
茅ヶ岳、拝見しました。
「明野ふれあいの里」へは誰もが行ってしまうようですね。
私も分からず行って、係りの人に聞いて引き返しました。
左手に見えるススキの向こうの富士山や、右手の白菜畑の向こうの八ヶ岳、あの広い車道も楽しい道でしたね。
ダイコンの白い風船はなかったな~
空に浮かぶ大根、楽しくなりますね。
投稿: sanpo | 2009年11月15日 (日) 20時47分
sanpoさん こんばんは~
車道に出た所に、案内板が欲しいところですよね。
ふれあいの里の管理事務所の方も、何度も聞かれて
ウンザリしているんじゃないかしらって思うんだけれど。
ダイコン、おもしろいでしょ。
おもしろがってたら時間がなくなってきて、
大慌てでお風呂に入ったんですよ~。
投稿: pallet | 2009年11月15日 (日) 23時35分