11/28 高畑山・倉岳山
週の半ばになってから、「どこかへ行こっ!」と久しぶりにゆきさんからの声。急なので、バスの時間を気にしなくて済む中央線沿線の山へ行ってきました。
高畑山と倉岳山は、中央沿線の山のうちでも特に人気のある山だそうですが、シーズン終わり近くのためか思いのほか静かな山歩きが楽しめました。
2009.11.28.(土)
JR高尾 7:46(河口湖行)→JR鳥沢(
)8:20/8:30
…ゲート9:00…石仏9:45…高畑山11:15/11:45…穴路峠12:15…倉岳山12:45/13:05…立野峠13:35/13:45…水場14:00…登山口15:00…JR梁川(
)15:15/15:35
(快速東京行き)
(随時の小休憩時間を含みます)。
鳥沢駅を下りた登山者は6~7人。みんな倉岳山方面に向かいました。
駅(そばにコンビニあり)から国道20号に出て右(上野原方面)へ進み、しばらく行くと信号の所の民家の角右手に「高畑山」を指す小さな道標が現れるので、その小路に入ります。 頭がぶつかりそうな(私はチビなのでへいきへいき!)小さなガードで中央線をくぐり、堀之内集落の中をゆるやかに下って行き、虹吹橋(すてきな名前!)で桂川を渡ります。
梁川猿橋線の広い道路を横切って小篠集落に入り、集落の中を右に左に進みます。いつもながら、山は登り口にたどり着くまでが本当に難しい!。
ゆきさんと二人の山行は久しぶりなのでおしゃべりに花が咲き、あったようなないようなってところもあるので 【虹吹橋から桂川を見下ろす】
あんまり自信がありませんが、要所要所に道標があるはずなので見逃さなければたぶん大丈夫。
小篠貯水池手前のゲートに着きました。【9:00】
私はかれこれ10年ほど前にここに来たことがありますが、様子が記憶とずいぶん違います。その時にはこんなゲートはなかったし、貯水池には土手のような草地に桜の木が並んだ長閑な場所があってそこから向かいの扇山なんかがよく眺められたんだけれど…。
さてさて、ひとまず右端の三角扉を開けて中に入ります。石垣に沿って回り込むように行くと突然のように小篠貯水池が現れました。(’08年版の昭文社地図『高尾・陣馬』で「車道はここまで」とある車道は、さらに先まで伸びているようです。)
そうそう、あの堰堤の向こう側に桜の木が並んでいたはずと、記憶が蘇ります。対岸の東向き斜面に日が当っていて、黄葉した木々が鏡のような水面に映り込んでとってもきれい。
貯水池の東側脇の道を行き小篠沢を渡ると、「峠道文化の森入口」の標識が現れました。鳥沢はかつて甲州街道の宿場町として栄えたということなので、集落の生活と文化を結ぶいくつもの峠があるようです。
小篠沢を左に見ながらゆるやかに上ります。ベンチにちょうどいい大きさの石がいくつかある場所で最初の休憩。すぐ先が「石仏」の分岐でした。ここも、以前は石仏があったように思いますが、今は苔むした石碑?があるだけでした。
まっすぐの道は穴路峠への道です。私たちは高畑山を経由するので、右手へ上り始めます。
向こうに倉岳山が見えるようになった辺りは落葉広葉樹の林。木々の間から日が差し込んでとてもいい気持ちです。十日程前なら紅葉がさぞかしきれいだったことでしょう。
尾根を回り込んで山腹道を行き、仙人小屋跡と呼ばれているらしい場所へ出る直前にあるヒノキ植林帯脇のだらだら下りの辺りで、「ここ下りちゃっていいのかなあ?」とちょっと心配になりましたが、ほどなくして高畑山への道標が現れて「ほっ」。
うす暗いヒノキの林をジグザグに急登してから右へ尾根通しに行くと高畑山に着きました。
目の前に、富士山が見えるはずですがきょうは靄っていて残念ながら見えません。お昼を食べていると、大学生らしいグループがやってきました。「偵察に来た時にはよく見えてたんだよ~」と幹事らしい若者が言っています。輪になって座り、楽しそう。
高畑山からは急な下り。天神山を経て穴路峠へ向かいます。天神山からは中央線をはさんで向こうに、百蔵山/扇山がよく見えていました。
穴路峠は、「峠とはこんな所を言うのだろうな」と思える、峠らしい峠です。以前に来た時もそんなふうに感じたことを思い出しました。
下りた分をまた急登して倉岳山へ。高畑山より少し広い山頂です。北面・南面とも木が伐採されていて景観をよくしたような感じがあります。富士山が見えるはずの辺りにぼんやりと黒い雲が出てきました。午前中はとても暖かでしたが、午後になったら少し風も出て気温も下がってきたようです。
立野峠に向かってまた急下りです。
急な下りですが、落ち葉がたくさん積もって楽しい道です。
南面の浜沢方面の斜面の木々はまだ落葉前で、時々吹いてくる風に乗って木の葉がはらはらと降ってきます。きょうの尾根歩きはこの立野峠までなので名残惜しく、ゆきさんとふたり、しばし舞い降りてくる木の葉を眺めていました。
さて、月夜根沢を梁川駅に向けて下山です。
しばらく暗い植林帯の中を下りますが、沢筋がはっきりしてくるにつれ落葉広葉樹が増えてきます。ここも紅葉の盛りの頃は素晴らしいグラデーションが見られそう。今度は絶対紅葉の時期に来ようと思います。
沢には結構たくさんの水があって、落ち葉ですっかり埋まっている山肌の間を白い曲線を描きながら流れていきます。巨樹と言えそうな木も多く、静かで独特な雰囲気が感じられる森でした。
立野峠から一時間ほどで登山口の車道に下り立ちます。
道なりに左へ進み集落の中を抜けるとやがて前方に梁川大橋が見えてきます。橋を渡りきった正面小高い所が無人の梁川駅です。( 党におしらせ!上り口に酒屋さんがありますョ
)。
今回は、コースタイムよりずいぶん時間がかかったみたい。
途中で、降ってくる落ち葉に見とれていたり、ブランコ したりして遊んでいたもんで…
(山歩き №22)
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