久しぶりに、港の方へ散歩に出かけました。…あっ、我が家から歩いて行ける距離に小さな港があるんです。
名にし負はばいざこと問はむ都鳥
わが思ふ人はありやなしやと
と『伊勢物語』にある「都鳥みやこどり」は、このユリカモメ(チドリ目カモメ科)のことだそうです。また、「…白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ…」ともあります。(ミヤコドリはチドリ目ミヤコドリ科で、これとは違う鳥)って、にわか勉強デス
)…でもあれっ、ほんとだ!
寒くなるころ日本にやってきてひと冬を過ごします。
橋の欄干にずら~っと並んでいる様子は、坊主っくりの(いまどきそんな子いないけど)中学生が整列しているみたいでなんだかとっても愉快。

よくよく見ると、胸のあたりの白さやふわふわ感がマシュマロみたいでとってもかわいい。
でも、(日本では見られないけど)夏羽は頭が黒褐色なんだそうです。で、英名はBlack‐headed Gull と言います。(って、またまたにわか勉強で…
)。
目の後ろの黒い斑点もヘッドフォンをつけてるみたいでちょっと楽しいし、羽根の付け根の筋肉?がたくましいのはさすが渡り鳥だなあと思います。
毎冬の「散歩コースのお楽しみ」、もうしばらくの間、楽しめそうです 。
(街暮らし №57)
後記 ; 春先にはあまり見かけなくなるので、その頃にはてっきり北の国へ帰っているんだと思っていましたが、ユリカモメは春の終わりころに冬羽から夏羽に換羽を終え、それから北の空に旅立つとのこと。
であれば、黒い頭のユリカモメも見るチャンスがあるということ?!ぜひぜひ見てみたいと思います。
『街に暮らす鳥2(ヒヨドリ)』はこちらから。
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