あけましておめでとうございます
頌 春 2010年 元旦
今年は寅年。
家のどこかになにか『虎』らしきものははないかしら?と思っていたら、こんな画集があったのを思い出しました。
『近現代動物画の精華 名画動物園』※。
日本各地の美術館から集めた動物画が収められた、とても楽しい画集です。
描かれた動物は約30種。リアルなものからあり得ないカラフルなもの、童画タッチのものや幻想的な雰囲気のものなどなど、見飽きることがありません。
それぞれの絵に、よく特徴をとらえた読みやすい解説が添えられているのも親切だし、所々に配されたコラム(立松和平、C・W ニコルほか)も嬉しい心配りです。
上野動物園の園長などを務められた獣医の増井光子さんが書いているコラム「園長ノート」も、動物の特徴などが簡潔に書かれていて楽しい読み物となっています。
それにしても、虎はずいぶん多くの日本画の題材になっているようで、この画集にもたくさん登場しています。比べてみると、それぞれに個性があってとってもおもしろい。
お近くの図書館で、ぜひご覧になってみてください。
なんともへんてこな記事から新年が始まってしまいました。
が、こんな具合に今年もまた『そらいろのパレット』を続けて行けたらと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
※『近現代動物画の精華 名画動物園』
増井光子 監修、 佐伯英里子 総論、 勉誠出版 2006.10.20.発行。
※ 表紙の絵は p83の岸竹堂 虎図 の一部です。
(街暮らし №52)
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