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2/7 三国山稜

雪のブナ林を歩いてきました。ひっそり静かでとてもすてきな山道でした。

032_3

先週初めに降った雪がまだあるはずと、ゆきさんとふたり、前日の夜になってから行き先を決めてでかけました。

私がここを歩くのは、実にかれこれ40年ぶりになります(…って、初めてってこととおんなじ!?)。
記憶がはるか彼方になっていますが、「篭坂峠から登ってもじゃもじゃした雑木林の中を歩き、山中湖へ下りた」ことだけは覚えているのです。たぶん、ここに違いない…と思うのですが。

   

                train bus shoe snow sun typhoon fuji

   

JR御殿場駅9:10発の富士吉田行バスに乗り、篭坂峠に9:45着。バス停の気温表示はマイナス2℃でした。スパッツをつけたり、サングラスをかけたり…と身支度をして、10時出発です。
車道を横断し、目の前にある道標に従って坂を上って霊園の中のゆるやかにカーブする道に沿って行き、『三国山ハイキングコース』の道標から登山道に入ります。

  

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同じバスに乗っていた登山客は私たちのほかにはひと組のご夫婦だけ。都合4名がこのバス停で下車しました。
バスの運転手さんの「このごろあんまり人が入ってないよ」との情報に、昨日土曜日に付いたであろうトレースをあてにしてきた私たちは「………」。
でも、ちゃんと付いてました!。
…こういうのを、『トレース泥棒』っていうのかしら?

  

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木々に囲まれた登山道では風を感じませんが、頭上では強風が吹いているらしくゴーゴーとすごい音を立てています。
前方が開けて、大洞山らしい山が見えてきました。

  

016【10:50】

  

すぐ先が「アザミ平」でした。右へゆるやかに上る道は畑尾山・立山への道です。昭文社の地図ではここからピストンするようになっていますが、登山道入り口から16~17分の所に右へ「立山」を指す道標があったので、そこから入ってここまでの道ができているのではないかと思います。今日は、私たちはパスします。

  

              snowtyphoontyphoontyphoonsun

  

「ちょっとひとやすみ」と思っていると、向こうから15~16名の団体さんがやってきました。「早いですね~。どこからですか~?」
「地吹雪がすごくて立ってられないんだよ。戻ってきたんだ。すぐそこだよ。」
「え~っ!!? ご夫婦二人連れが行きませんでしたか?」
「夫婦連れは進んで行ったけど…」
「進むんなら、女のひと二人じゃ心配だから、もしもの時のため住所と電話番号聞いておこうか?」
なんて、冗談?言い合いながらクロスして、私たちは前進です。

    

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写真ではあまり迫力ありませんが、地面からはがされた雪が飛んできたりするほどの強い風です。鞍部のうえに広々としているので、風の通り道になっているのでしょう。
団体さんが通った直後のはずなのに、トレースも消えていたりします。時々、踏みぬきながら、ひとまず向こうに見える林の中まで進むことにします。
ここにはロープが引かれているので、もし戻るとしても支障はないでしょう。

  

021_5 

  

山中湖の方へ向かって左下方へ伸びるロープを見送って直進し、林の中へ入ります。…あらっ、嘘のようにあんまり風がありません。
この入口には特に道標はありません(と思う)が、県界を示すプレートが木に掛けられていたり、大きな印が所々の木に付けられています。
風は午後には止むとの予報ですし、天気は快晴。トレースも、進む方向になんとか見え隠れしながら続いています。
後ろを振り返れば、富士山や箱根連山、愛鷹連峰のパノラマが見えて、「すごいね~」と二人で感激です。

  

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大洞山まで行って無理そうだったらそこから戻ろうと決めて、大きなブナが目立ってきた林の中を進みます。
ずっと、ゆるやかな雪の道です。そして、誰にも会いません。
なんていい気持ちなんでしょう。

  
037【11:45】

  

大洞山に到着です。木々の間からかろうじて富士山が見えます。
でも、葉が繁るようになったらこの林の中から富士山を見るのはなかなか大変かもしれませんね。

  

ちょっと戻って、山頂手前の風をよけられる場所で休憩していた男性お二人から情報収集。反対側からやってきたということなので、トレースのことなどいろいろお聞きします。
やった~!。このまま進んで大丈夫そうですよ~。

  

休憩終了間際だったので、「ここどうぞ」と場所も譲ってくださいました。有り難うございます! ほっとして、ここでお昼です。

  

                                          snowsun

  

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fantastic !                              snow angel
048_2  058
snow man                                             blue sky

  

私たちの後からここを通った方、雪面にヘンな痕跡を残してしまってすみません。
いつもの悪い癖で、ちょっと遊びたくなっちゃう二人なんです。
『羽根のある天使』と『丸っこいスノーマン』のつもりなんですけど…。                            

pencil まっさらな雪を期待していった所にこんないたずら書きがあったら、がっかりしますよね。いくら『消えもの』でも、するべきではなかったなと今になって大いに反省しています。みなさん、ごめんなさい。

  

                                          sunsnow

  

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さてさて、前に見えてきたのは、三国山でしょうか。
バスを下りた篭坂峠は国道138号線の最高地点で、登山道の入り口から三国山まではあまり起伏がありません。
が、ここではちょっと下って目の前に見える高さまで登り返します。
きょうはずっとゆるやかな道を歩いているので、たいした高低差ではないはずなのに「あれ~」と思う気持がなんだか可笑しい。

  

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この山域で話題の道標がいくつか出てきましたよ。
深緑色が白い雪と青い空に映えてとっても素敵。
お歳を召した方が描かれているようですが、文章も楽しくて、すごく柔らかな感性をお持ちの方だなあと思います。

  

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『ごんぐベンチ』が顔を出していたので座ってみました。
目の前の木に、このベンチの名前のいわれが書かれた板が掛けられていますが、『ごんぐ』にどの字を当てるべきか迷ってしまいます。
「ちょっと疲れてきたね~」とゆきさん。
「そうだね~。雪道でけっこう疲れてるのかもね」と私。
富士山がまだくっきりとした姿を見せています。

  

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ズナ坂峠の辺りで単独男性とすれ違いました。結局きょう出会ったのは例の団体さんを除くと、バスに同乗したご夫婦、大洞山のお二人とこの男性の5人だけでした。
動物の足跡(ウサギかな?)にブナの葉が入って?おもしろい模様を作っています。
ほんとに楽しい森の中です。

  

084【13:50】

  

ゆるく登って三国山山頂に着きました。
先行していたご夫婦がコンロを出してお食事中でした。木々の間から、雪を被った丹沢の山々が見えています。
楽しかった雪の稜線歩きは今日はここまで。
こちらへ向かって歩いているゆきさんの真後ろが三国峠への下り口です。

  

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パウダースノーの斜面を、ところどころスキーのように滑ってはぐんぐん下ります。
前方右に鉄砲木の頭(明神山)、左に山中湖が見えてくると三国峠はすぐでした。
車道を横断して、明神山への道に入ります。

  

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とっても気持のいいのびやかな道が、山頂へとまっすぐに続いています。
風はすっかりなくなっていて、暑いくらいに感じる午後の日差しを浴びながらきょう最後の上りで鉄砲木の頭に着きました。

  

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手の届くような所にある富士山はもちろんですが、その裾野の右からは南アルプスがずら~っととぎれることなく並んではっきりと見えています。

  

なんて…すばら…しいん…でしょう………。

  

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ふと足元を見ると、片栗粉のようにきゅるきゅるとした感じの真っ平らな雪面がおもしろい形に割れています。
降雪の後、人の歩いていない雪面に何かのショックが加わったのでしょうか?
試しに怖々私が乗ってみると、ピッとひびが入ってパリンと割れるところもあれば、そのまま歩いて行ける場所もありました。
ふしぎふしぎ! こんな雪の様子を見たのは初めてです。

  

110【15:00】

  

さあいよいよ下山です。
富士山と南アルプスと山中湖に向かってまっしぐら~!

  

                  shoe bus bus train train shoe

  

115 下り立ったパノラ台には、駐車場がありました(toiletも)。ドライブでやってくる人たちの見晴らし台になっています。
120_3 ここから車道を道なりに下って、カーブを3~4か所やり過ごすと左手に『三国山ハイキングコース入口バス停』を指す道標があるので、そこからまた山道に入ればバス停はもうすぐです。午後遅いのに、バス停からはまだ富士山がくっきりと見えていました。

  

富士吉田行のバスに乗り、旭日丘で御殿場行きに乗り換えて帰路につきます。
バスの乗り換え時間が1分しかなかったので、乗ってすぐ運転手さんに確かめると、親切に無線で連絡をとってくれました。これで安心、ああよかった!

  

MEMO

pencil2010.2.7(日)
新宿train(小田急特急/あさぎり1号) 7:20→(直通)JR御殿場8:58/bus(バス) 9:10→篭坂峠9:45/shoe 10:00…アザミ平10:50/10:55…大洞山11:50/12:15…三国山13:50/14:10…三国峠14:25…鉄砲木の頭14:55/15:00…パノラマ台15:15…三国山ハイキングコース入口バス停15:35/bus 15:55→旭日丘16:02/16:03→JR御殿場16:40/train 16:43→松田17:15shoe 新松田(小田急)17:22→新宿 18:47.
 

随時の休憩を含みます。
   
遊びながらと最後は飛ばしたりとマイペースですので、あまりあてになりません。

  

pencil 『三国山ハイキングコース入口』バス停名は、以前は『東電寮入口』でした。

pencil 御殿場駅では、SUICAやpasumoなどが使えません。

pencil toiletは、最寄駅とパノラマ台で。霊園のtoiletは冬は使えません。

(山歩き №26) 

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コメント

えっ、三国山稜ってどこのことですか?
まさかまた擦れ違ったとかじゃないですよね~。
私は生藤山と三国山に行ってきましたよ♪

レポ楽しみにしています(^_-)-☆

❀矢車草さん
お返事遅れてごめんなさい coldsweats01
三国山稜は、山中湖の南側、
なかなかすてきなスノーハイクでしたよ。
きのう今日といろいろ立てこんでて
レポはこれから作りま~す。
ちょっとお待ちくださいませませ confident

気持ち良さそうな林の中の雪道ですね。
レポが楽しみだわ~^o^。

palletさんは、sanpoさんとお知り合い?
ホームページをよく見ているんですよ。
いつかお会いしたいな・・お二人に (^-^)

✿はなねこさん
レポ、いまあせって作成中で~す coldsweats02sweat01

sanpoさんとは、何年か前、尾瀬ですれ違って以来、メル友さんになっていただいています。一昨年の夏山のバスでも偶然ご一緒したんですよ~。

palletさん!えーっ!
やっぱり同じエリアだったのですね!
すごい偶然、でもちょっとの違いで残念でした。
山中湖はさんで反対側にいたんですねー(*^_^*)
ってことはアレも見れたんですか・・・

そうそう↑人のコメ読んでしまってスイマセンが、sanpoさんとお知り合いなんですね♪
私は直接お話したことないですが、大好きなんですー、sanpoさん。
ものすごいところをいつも一人で歩かれていてカッコイイな~と。レポもとっても丁寧ですし。
palletさんのレポも解りやすいしかわいいし。
ここに繋がっているなんて・・・ブログって不思議なご縁ですね★

✾cyu2さん
同じエリアだったけれど、一日違いみたいですよ~。
でも、ちょっとニアミスで残念!
スノーハイク、楽しかったですね。
ところで、アレってなんだろう?
早く知りたいなあ。

sanpoさんは、私も大好き。
いつも すごいな~と思います。

きょうもいろいろたてこんで、
レポ、今晩遅くにできるかどうか…coldsweats02sweat01

静かなブナの森や地吹雪に、大展望
すてきなステキなスノートレッキングでしたね♪

手作りの看板、不老山でたくさん見ましたが
なかなか見事なできばえの味のある看板ですよね。
あの辺りにも、あるのですね。

palletさんがアザミ平から大洞山あたりを歩かれている頃
金時山から見ていたんですね~^o^)

✿はなねこさん
不老山へは、サンショウバラを見に?
私も今年こそは見に行こうと思ってます。
三国山から尾根続きに歩こうかと。

また今晩から雪が降るようですね~。
週末がちょっと楽しみになりました♪

ホントに素敵な雪山歩きだったんですね!
可愛い道しるべ見てみたいな♪
こちらの方面の山は我が家からだと
アクセスが悪いからなかなか行かれなくって・・・。

でもそちらからの富士山も見てみたいので
出かけてみようかしらん。
な~んてしばらく週末に色々あるの(涙)
合間をぬって行けるといいのだけどどうなるかな?

❀矢車草さん
雪山…っていうほどの所じゃなくって
なんていうか、う~ん「雪の森の中を歩く」って言う感じそのものなんです。
低山も侮れないので、お天気次第ですが。
でも、ほんとにいい気持ちでしたよ~。

大月から富士急で富士吉田からか、
新宿から高速バスで平野っていうアクセスもあります。
あっ、矢車草さんは車の場合が多いのかな?

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