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7/23・24 白馬岳(白馬大池から)その3

三国境から雪倉岳を経て朝日岳に行く予定だったのですが…

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【白馬岳から見る大雪渓/拡大して見ると蟻のように繋がる登山者が見えます】

大池のほとりですれ違った山岳指導員の方のひとことに?…予定変更です。

                                  pencil その2はこちらから

     

                      thunder  thunder

    

thunder きょうも明日も、午後に雷雨の予報が出ています。
白馬山荘からか、逃げ場のない縦走路の途中であれば進んでしまったところですが、きょうは午後遅くまで稜線上にいることを考えると、ちょっと思案のしどころでした。実は、ゆきさんは、山で落雷にあった (thunder怖っ)ことがあり、雷に対してとても慎重になっています。
で、あんまり無理をすることもないので、私にとってはかれこれ20年ぶり、ゆきさんにとっては初めてという白馬岳から大雪渓を下りることにしました。
白馬三山を経て天狗山荘まで行き、翌日鑓温泉方面に下りることも考えましたが、なんだか里ごころが付いてしまって…。    

                    

                      shoe  shoe

          

     第二日(7/24)白馬大池山荘から白馬岳を経て猿倉まで

    

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【朝のテン場。奥に3張あった女子高の山岳部が5時ぴったりに出発して行った】

  

5時過ぎ、パンとコーヒーで簡単な朝食を済ませ(小屋の朝食は5:30から)、小屋をあとにします。この時点で、もう朝日岳へ行くことはあきらめています。
もちろん、朝日小屋には昨夜のうちに電話を入れておきました。(衛星?公衆電話。テレカが必要です)。

  

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いいお天気。
雷鳥坂を行く私たち二人の影が映っていますよ。まあゆっくり行きましょう。

  

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小屋を出てから約一時間。
進む方向に、雲に隠れた白馬岳、遠くに鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えて来ました。
足元には、さまざまな高山植物が切れ目なしに咲いています。
さすが「花の白馬岳」です。

  

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お花畑のむこうに大雪渓がはっきり見えるようになりました。
目を凝らすと、列をなして歩んでいる人が点線のように見えています。
本当にすばらしい天気です。

  

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朝日に向かって咲くハクサンイチゲ。
「おはよ~、気持よさそうね~ ♪」

          

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振り向くと、ずっと見えていた大池がずいぶん小さくなっています。
その後ろに見えるのは頚城(くびき)の山々でしょうか。

      

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小屋から2時間で小蓮華山に着きました。
ここまで後先になり歩いて来たテント装備の青年に「今日はどこまで?」と聞くと、「天狗まで。…最終的には穂高まで12日間の予定です」との答え。

若い人はすごいなあ。

  

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【小蓮華山を振り返る】

   

小蓮華山を下りて行くと、中学生の学校登山とすれ違いました。
「こんにちは」「こんにちは」「こんにちは」…と元気です。長い隊列でも、若い人なら大歓迎よ happy01 。

        

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あらっ、雷鳥さんの親子も。
夏色になっている雷鳥さん。子どもたちがどこに行ったのか私には見えなくなっちゃった。

   

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下に三国境が見えてきました。白馬の山頂もちょと見えます。
お腹もすいたので、あそこでティータイムにしましょうか。

      

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お茶を飲みながら、目の前の景色を心ゆくまで眺めます。

きょう行くはずだった、朝日小屋までの山々が手に取るように見えています。
鉢ヶ岳・雪倉岳・朝日岳…、正面奥に朝日小屋の赤い屋根までがぽつんとみえていますよ。
思わずそちらに向かって足を踏み出してしまいそうになる気持ちを、抑えます。

   

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白馬岳に向かって歩き出し、振り返り見ると、なるほどの三国(富山・新潟・長野)境です。

       

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白馬岳山頂が見えてきました。なんだかあっけないほどです。
夏休み中とはいえ、まだ7月の平日(じゃなかった土曜日午前)。ひとり二人しか人がいません。
…というより、中途半端な時間だからかな?

     

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山頂からは360度の展望です。剣岳と毛勝三山の間遠くに白山が見えています。
遥か下方に眼を向けると、ゆるくカーブする曲線が見えます。どうやら富山湾の海岸線のようです。
いつか、朝日岳を越えて栂海新道を日本海まで歩こうと思っていましたが…。

           

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あらっ、大雪渓ももしかして葱平から白馬尻まで全部見えているのかしら? すご~い!
登山者が黒い点々になって続いていて、まるで蟻の行列のようです。そういえばきょうは土曜日でした。

   

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白馬山荘には9:25着。10時までの予定で大休止です。
トイレを拝借したり、スカイプラザでお水やお湯を補給させていただいたり…。なんでも気持ちよく応対してくださって、さすがの白馬山荘と思いました。

    

写真はよく話題になる山頂レストランの『白馬スカイプラザ』です。
かれこれ20年前、小学生だった息子を連れて来た時にちょうど建設中で、ヘリコプターが資材を降ろしてまた飛び去るのを飽かず眺めていたことを思い出しました。
中に入るとウッディな造りで素晴らしい。その上、どこもかしこもピカピカに磨きこまれています。
ご主人が、日本の山にもヨーロッパのような居心地の良い山小屋を建てようと思った意気込みを感じました。
(ほんとは、beer を飲んでみたかったんだけど、これから先があるのでね wink )。

  

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白馬山荘をあとにして下り始めます。
正面に剣岳、右手に毛勝三山がそびえています。胸のすくような素晴らしい展望です。
このまま縦走路をどこまでも行きたいような気がしますが、きょうのところは縦走路から離れて、下に見える村営白馬頂上宿舎の横を大雪渓に向け下りて行きます。

      

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水と緑と花々がすばらしい斜面です。ここは斜面いっぱいに黄色い花が咲いていて、南アの荒川岳みたい。
また若い人たちの団体とすれ違います。
「…これは、どういうお仲間なの?」と途中で聞いてみると「大学のサークルなんです」とさわやかな答えが返ってきました。
最近流行りの山ガールもたくさんいて…、いいぞいいぞ♪

    

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天狗菱を正面に見ながら、小雪渓をトラバースします。
直前に真新しい小さな「緊急用避難小屋」ができていて、そこにいたパトロール隊員からアドバイスを受けました。
「下りる人は少ないから、上りの人を待ってるといつまでも進めません。待たずに、適当に進むようにしてください。」然り!です。

   

で、ここにもおひとり、岩の上に乗って交通整理をしている隊員がいました。むこうから上ってくる途切れることのなさそうな列に「止まってくださ~~~い」と呼びかけます。
私たちは、向こうから来る人が渡りきるのを待っているところです。

    

210 雪渓上では長休みはできないので、葱平(ねぶかっぴら)で腹ごしらえです。白馬山荘でお湯を入れてきたアルファ米の五目おこわがちょうど良い加減に出来上がっていました。

     

      

       

眼下の草付きには、大雪渓を歩き終わった人たちがアイゼンをはずしているらしい様子が見て取れます。
そういえば、私たちも念のために持ってきたアイゼンが思わぬ形で役に立ちますね。

     

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この草付きにもパトロール隊員がいて、「大雪渓終了で~す。ここでアイゼンをはずしてくださ~い。これから葱平という所へ入って行きま~す」。
私たちには、「ここでアイゼンを付けてください。その辺がいいですよ。上の方に向かって作業をすると、頭に血が上りませんよ」「雪渓上で休む場合は、必ず上を向いて落石に気を配ってください…」と、なにからなにまで親切です。

    

ご本人は何も遮るもののない直射日光を浴び続けです。「いや~、無料日焼けサロンと思ってます!」って、屈託がありません。
パトロール隊員はこのほかにも所々にいて、登山者の様子に気を配っていました。夏の白馬、大人気ですものね。ご苦労様です。

     

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あの途切れることのない列をどうかわして下りて行こうか、とちょっと心配していましたが、少し行くと上る人も一段落したようで、かえってひっそりしてしまいました。
ガスも出てきたしベンガラの薄れた所もあり、なんだか心細いくらいです。

それにしても、こんなに大きな石(もっと大きな石も)が音もなく後ろから落ちてくるなんて…。
つい2・3日前にも落石による事故があったばかりだそうで、私たちもあんまり下りには使いたくなかった大雪渓です。

         

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白馬大雪渓末端碑です。
人がたくさんいるので「これから上るの?」と思いましたが、観光客のみなさんでした。
猿倉から少しだけ歩いて、ハイキング気分を味わおうというツアーのようです。

   

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【白馬尻小屋まえ広場】

  

先ほどの ツアーのお仲間が、ここで大雪渓を眺めながらお昼ごはんでした。
私たちもついさっき雪渓上で給水休憩をしたばかりですが、ほっとして小休止です。

  

雪渓から離れて、キヌガサソウやサンカヨウの真っ白な花に歓声を上げ、この二日間のなんだかけっこう充実していた感じがしてきた山行を思い返しながら猿倉へ向かいました。

   

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猿倉荘の脇に到着!
角を曲がると、ビールやかき氷や、おそばなんかが待ってますよ ♪…って、結局コレですもんね coldsweats01

おしまい。

   

pencil 2010.7.24(土)

shoe 白馬大池山荘5:15…小蓮華山(2766m)7:15/7:25…三国境(2751m)8:10/8:20…白馬岳(2932.2m)…9:05/9:15…白馬山荘9:25/10:00…小雪渓11:10…葱平11:35/11:50…アイゼン装着12:20…大雪渓末端碑13:10…白馬尻小屋13:30/13:40…猿倉14:30/バス bus 14:45(@980)-白馬駅15:15-spaみみずくの湯(@500割引券で@400)-train 白馬駅16:29-信濃大町17:07/17:13-松本18:09/ train 18:35(スーパーあずさ32号)-新宿21:06.

  

pencil 猿倉にはタクシーも待機しています。
  案内板には、白馬まで相乗り5人で3,700円と書いてありました。

 

111 pencil 高山植物の宝庫のような白馬岳には、さすがにたくさんの花が咲いていました。その都度写真をたくさん撮りましたが、ウデが悪くてあまりいい写真がありません。

  

同じころに白馬へお出かけになった方々のHPを拝見すると素晴らしい写真がいっぱいです。

  

…でもって coldsweats01 今回は花の写真は他の方のHPで見てね bleah

右上の写真は、ミヤマアズマギク。
名前を知っていても会ったのは今回が初めてかもしれない唯一の花でした。(ウルップソウもたぶん初めてでしたが、もう咲き終わり状態でした)。

 

ホントにおしまい。

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山歩き」カテゴリの記事

コメント

palletさん、こんにちは♪

先日はコメントありがとうございました。
ワタシの心の内を代弁して貰ったようで、なんだかスッキリしましたhappy01
ホントに嬉しかったです♪

ところで、白馬岳。素晴らしいですね。
白馬大池を望む写真も斜面を覆うように咲くハクサンイチゲ(?)
の写真も素晴らしいです。
ハクサンコザクラも可愛いっ!
お花を愛でるのにいい季節だったんだな~と改めて思いました。
毎年、お花に縁がないワタシですけれど、いつか・・・
いつかはお花畑の中を歩ければいいな~と長い目で見ることにしました(笑)
palletさんの自然体で山歩きを楽しんでいらっしゃるところが大好きです。

❁かわみんさん
かわみん復活!
よかったよかった happy01
今回は、思いがけずに足を向けた白馬岳ですが、
さすが人気の山だなあと、再認識しました。
かわみんさんが私のトシになるまでには
たぶん何十年もあるはずだから
長~い eye でみてたら、これから何回でも行けますよん♪

pallet さん、こんばんは。
白馬岳 素晴しいお天気でしたね♪
何年か前を思い出して、うっとりと眺め入りました。
写真もみんなステキ
palletさんとてもお上手ですね~、いいわぁ・・

雪渓のあたりには、そんなに大勢のパトロール隊員が?
それだけ登山者が多いということなんでしょうが
本当にご苦労様ですよね。ありがたいです。

朝日岳へはまた計画されるんでしょうね。
私も白馬大池から行ってみたいです。
おばさんだから時間がかかるかもしれないけどね。

✿はなねこさん
結果的に雷雨はなかったようですが、
お天気が良かったので
ルート変更後も思いがけず楽しい歩きができたね~
と二人でけっこう満足しちゃいました。
中高年のツアー客の中には、
途中で動けなくなっちゃってる人なんかもいて、
パトロール隊員のみなさんがいる安心感は
計り知れないと思いました。
朝日にはまた必ずと思っています。

palletさん、こんばんは♪

あ~憧れの大雪渓・・・たっぷり堪能させてもらいました。
それにしても素晴らしいお天気の中歩けてよかったですね。
palletさん、行いがいいのかしらん(*^_^*)
こんな大絶景を見せていただくと、私もいつか必ずって思いました。

パトロール隊さんには感謝ですね♪
それから、20年前に息子さんと歩いたところだったんですね!
懐かしかったことでしょうね~❤
そうそう、りーちゃんとの夏休みはどうされてるのかしら?

毎日暑いけど、こんな素敵な景色に会うためなら
私も頑張れるかな~?
ハクサンイチゲの写真もとっても素敵ですね。
あ~山が私を呼んでる~(^_-)-☆

❀矢車草さん
お返事遅くなってごめんなさい。
5日から南アルプスに行っていて
ついさっき帰宅したところです。
白馬は私も本当に久しぶりだったのですが
長野新幹線を使えば一泊二日でも行けちゃうってことに
あらためて気づいて、ちょっとびっくりしちゃってます。
でも、やっぱり人気の山だけある素晴らしさです。
お天気良い時を見計らってぜひ行ってらしてね。

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