8/21 霧降高原・丸山(小学生と歩く)
まだまだ宿題がたっぷり残っている!小学生のさゆりんと日光へ。
前日に世界遺産の日光の社寺を巡って疲れてしまったので、予定(切込・刈込湖)を変更して霧降高原へ行きました。
丸山に登ろうと出かけたのですが、思いがけないことが待っていて…
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一応、ハイキングの恰好をしてきたので少しはそれらしいことをしましょうと、丸山(1689m)に登ることにしました。
ここは、サユリんの母親(私の娘)が小学校低学年のころ、妹や弟(は、背負子の中でした)と一緒に登った所です。
JR日光駅発9:30のバスで霧降高原へ。
サユリんはリフトに乗ったことがないので乗ってみたいと言います。
で、最初のリフトだけ利用してあとは歩くことにしました。
バスの停留所から緩やかな石畳の階段を上ってリフト乗り場へ向かいます。
リフト乗り場に着くと…えっ???
思いがけないお知らせです。
この看板の右手から細い登山道が始まっていましたが、私たちは予定通り1基目のリフトに乗りました。
なんだか申し訳ないけれど、無料です。
ニッコウキスゲが咲くと、夏の初めの風物詩のように草原すれすれに動いて行くこのリフトの風景が毎年ニュースで流されたものなのに…。
45年前と言えば、世の中が少し豊かになってスキーが全盛期を迎えていたころだったでしょうか。
時代の流れとはいえ、見なれたもの、懐かしい匂いのするものがなくなって行くのはとても淋しい思いがします。
1基目のリフト終点にはヤマユリがたくさん咲いていました。
来年、この辺りはどんなふうに変わっているのかしら。
リフトを降りて、ハイキングコースに入ります。
木々の向こう左手にリフトが続いているらしくガラガラと音が聞こえます。あらら、時折リフトに乗っている人がちらっと見えたりもしますよ。
途中で道が二手に分かれます。
右手へ行くと八平ヶ原を経て丸山への道で傾斜も緩く楽そうなのに、今日のトップ(夫)は直進を選びます(ぶつぶつ)。
右手が開けて、ちょっと見えてきたのが丸山のようです。
あら、まだけっこう登らなくちゃならないみたいです。
…さっきまでいいお天気だったのに、山頂にガスがかかり始めました。
この道はあんまり歩く人がいないのかしら?
なんだかちょっと荒れ気味で、けっこう急な斜面の上にドロドロだったりして、歩きにくいことこの上ない道です。
トップ「なんだこの道は!ひどい道だな~。低い山は返って疲れるな!(ぶつぶつ)」
ラスト「南アルプスのほうがよっぽど歩きやすかったよ~(だから、八平ヶ原まわりにしようっていったのにぃ)」
サユリん「………」。
ほんのちょっとの距離なんですけどね。
11:20
【キスゲ平/奥に見える第4リフト終点から続々と人がやってきます】
ぶつぶつ言ってるうちに、ひょいと小丸山らしき場所に飛び出しました。
標柱には「キスゲ平」と書いてあり、リフトの終点になっていて、 たくさんの人が楽しそうにお弁当を広げています。
年配の方や、小さなお子さんを連れたパパママ、小学生の林間学校らしき子どもたちは、きっとリフトのお蔭でここまで上って来れたんだろうな と思われて、来年からはどうなるのかしらと、ちょっぴり心配になりました。
私たちもここでお弁当。
食べているうちに、周り中がガスに包まれ始めました。
あらあら…「上まで行っても何にも見えないはずだから、もうこのまま下りようよ」なんて誰かさんが言ってますよ。
「でも、せっかく来たんだから~」と私。約一人をなだめて?丸山山頂に向かいます。
直進して赤薙山へ行ってもここから往復2時間半ほどですが、それこそなにも見えそうもないので、やっぱり丸山に行きましょう。
この付近には、赤とんぼが群れをなして飛んでいました。山の上は一足先にもう秋がやってきているようです。
登山地図のこの辺りには「ヤシオツツジ」の書き込みがあります。
明るい日差しの下に咲くヤシオツツジ、気持良い春風が吹く頃にこの山頂でのんびり過ごすのもなかなかいい感じかもしれません。(その頃の週末は大混雑かな?)。
記念写真を撮っている間にガスが一瞬切れて、向こうの尾根の真ん中あたりに先程までいたキスゲ平が見えました。
お天気が良ければ見事な展望が得られるのでしょうに、ちょっと残念。
ちょこっとだけれどこんな所もあります。
小学生には変化があったほうが飽きられないので、こちらとしてはほっとする場面です。
もう乗れないのだから、下りは全部のリフトに乗ってみようと言うことになりました。
八平ヶ原には周回せず、来た道をキスゲ平まで下ります。
見事な笹原だなあと思っていたら、そうそう、ここは昔スキー場だったのでした!
リフトはそのための施設だったんですものね。
リフトは第1・第3・第4だけが動いていました。
乗り降りの介助をしている職員の方々は、このあとどうするのかしらと、他人ごとながら心配になります。
たぶん、新しく生まれ変わる園地のスタッフになるのでしょうが…。
長い間、ほんとうにご苦労様でした。
思いがけず、この夏を限りに廃止されることになっているリフトに乗りました。
サユリんも、その昔、自分と同じ年ごろの母親が乗ったリフトにかろうじて間に合って乗れたことが、よい思い出になったようでした。
夏休みのハイキング、あんまり歩かなかったけれど、楽しい一日だったね。
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★ いーぃな、いぃな。
私も「おかあさんは、幼稚園の時にこの山に登ったのよ。」って、
孫に言いたいなぁ、あと何年したら?
と、おばあさんでない(ここ、イミシン)身は思うのであります。
ともかく、元気で歩き続けていなくちゃ。
これからもよろしく。
「よしもと」ねぇ…そーかなぁ…
投稿: ゆき | 2010年8月31日 (火) 12時35分
>と、おばあさんでない(ここ、イミシン)身は思うのであります。
あ~ららら、ゆきさんだってすぐにおばあさんになりそうじゃないですかぁ。
まあ、お互い元気で歩きましょ。
こちらこそよろしく。
私も”よしもと”ではないかも…
もうちょっとおじょーひんかなとは思うんだけど
じゃ、なんだろう?
投稿: pallet | 2010年8月31日 (火) 17時01分
palletさん、こんばんは☆
サユりんちゃんとのお散歩登山教室いいですね♪
それにしても最後のリフトだったんですね。
こういう一人乗りのタイプは乗ったことないです。
なんかいい感じ~(*^_^*)
サユりんちゃんにとってはきっといい思い出になりますね。
私は子供の頃は夏は毎年会社の保養所に行ってて、
毎年のように那須岳に登ってたけど、
牧場行ったりとかもしてたけど、山が一番印象に残ってますもん。
お、今回はpalletさんのご主人も登場ですね。
ご主人も山にも行かれるんですか?
夏休みも終わりですね~!
そろそろ涼しくなって欲しいですね(^_-)-☆
投稿: 矢車草 | 2010年8月31日 (火) 20時23分
❀矢車草さん
。
このリフト、今年で最後とは思いがけないことでした。
>こういう一人乗りのタイプは乗ったことないです。
昔はこれか二人乗りばかり(だったと思う)で
初めてスキーを履いて乗った時、
降りるのが不安で仕方なかったのをなつかしく思い出します。
こういうものがなくなるとなると淋しいです。
>ご主人も山にも行かれるんですか?
ときどき、いやそ~に付いてきます
投稿: pallet | 2010年8月31日 (火) 22時31分
palletさん、こんばんは♪
ご主人とお孫さんとのハイキング
楽しそうな一日ですね~。
サユリんちゃん、リフトの乗り心地はどうだったでしょう。
初めて乗ったのに、今年で終わりなんて
インパクトありすぎでしたね。
ニッコウキスゲの頃は、よくテレビのニュースになっていましたから
ちょっと寂しい気がします。
私がスキーをやっていたときも、一人乗りがほとんどでしたよ。
吹雪かれたときは本当に寒くて・・
あ・・話がそれてしまいました。
これから時々 ご主人にも登場してもらいたいわ(^-^)
投稿: はなねこ | 2010年9月 1日 (水) 21時38分
✿はなねこさん
。
。
レトロな感じが何ともいい難いリフトだったので
なくなるとなると、やっぱりちょっと寂しいですよね。
>サユリんちゃん、リフトの乗り心地はどうだったでしょう。
足が草花に触れるところもあるので全然怖くなくって
楽しかったようです。
「今度はスキーで乗りたい」って言ってますが…。
>これから時々 ご主人にも登場してもらいたいわ(^-^)
ほんとにいやそ~なの
ご期待にはあんまり添えないかも
投稿: pallet | 2010年9月 1日 (水) 22時14分