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庄内地方(酒田・鶴岡)の旅 その1

                  2010.9.18(土)~20(祝).

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【酒田市/山居倉庫とケヤキ並木】

                       ちょこっと『大人の休日』してきました happy01

    

                  * * * * * *

     

土門拳「山居倉庫」の写真を見て以来、ぜひそこへ行ってみたいと思いながらなんと四半世紀近くの時が経ってしまいました。
酒田駅には、鳥海山に登るために12・3年前に一度下りたことはあるのですが…。

  

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【稲刈りの始まった庄内平野。特急『いなほ』車中から。】

  

ある日、酒田出身のM氏から「では、ぜひご一緒しましょう」とのお誘いが。
この秋の連休は登山ではなく、M氏ご夫妻と私たち二夫婦での「大人の休日」!?二泊三日の旅となりました。
午後1時過ぎに酒田駅に到着。これから三日間、レンタカーを借りて動きます。
私だけ運転免許がありません。ごめんなさい。

     

  

               car 酒田その1 本間様

     

酒田といえば江戸時代に隆盛を誇った本間家をあげないわけには行きません。

  

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①本間美術館付属の本間家別荘・庭園。
②本間家旧本邸・長屋門。
③光丘文庫

  

残念ながら、内部は写真不可でした

     

  

     

別荘、旧本邸、光丘文庫などを見学しましたが、主人の書斎など実に質素で、そこここに見られる本間家代々当主の見識の高さに感服してしまいました。
土地改良・水利事業など商人と地主の任を全うして、利益の3/4は地域社会の発展のために使い、1/4を自分たちのものとしたとのことです。

     

  

               car 酒田その2 山居倉庫

                   

黒壁とケヤキ並木は、土門拳ならずとも絵にしたくなるすてきな風景です。
でも、来てみて初めて分かったのですがこちらは倉庫の裏手にあたるのでした。永年なんとなく腑に落ちなかった疑問が解けて、私としてはとってもすっきりした思いです。

  

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050 さてさて、このりっぱなケヤキは「日本海からの強風(西風)と夏の直射日光(西日)をさえぎり、倉庫内の温度変化を少なくする目的で植えられたもの」だそうです。

  

上の写真は屋根に覆いかぶさるケヤキの枝。右の写真はケヤキを背にした、正面から見た山居倉庫です。
なるほど、しっかり西日を防いでいますね。景観のために植えられたものではなくて、ちゃんと意味のある植樹なのでした。
土門拳の写真には写っていない敷石は、観光客からケヤキの根を守るために後年敷き詰められたもののようです。

    

倉庫には、温度管理のための工夫がもうひとつありました。「二重屋根」です。

       

034_2 「土蔵と屋根の間に空間を作り、風通しをよくし、土蔵内の温度を上げないようにした」構造になっているそうです。

  

  

  

  

     

M氏は「昔は毎日見てたのに、何にも知らなかったよぉ」と、苦笑いです。「身近にあるものって、案外そんなものですよね」って、四人で納得。

      

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正面から見ると、二重屋根の空間がよくわかります。

    

035 川と倉庫の間には幅広い道路がまっすぐに伸びていて、荷車を引く人や荷物の上げ下ろしをする人々が忙しく立ち働く姿が目に浮かぶようです。
右の写真は道路から川へ下る道です。何箇所かありましたが、あの川に毎日たくさんの船がやってきたのでしょうね。

  

さすが酒田を代表する風景です。なかなか見応えもあり、新たな知識も得ることができて満ち足りた思いで山居倉庫をあとにしました。

  

  

      

   

                movie 酒田その3 おくりびと

  

042_2 酒田の新しい観光スポットとして脚光を浴びているのが、映画『おくりびと』のロケ地巡りです。

  

まだ映画を見ていなかったので、行く前にあわててDVDを借りて見たんです coldsweats01

  

    

   

     

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酒田市指定文化財の日和山公園。夕日がきれいなのが有名だそうです。
右手前に、木造六角灯台としては日本最古級という明治28年建築の洋式灯台。左手奥には風力発電の風車が見えます。

    

041shu_2 この公園の入口にある旧割烹小幡の洋館。
『おくりびと』ではNKエージェントの事務所になりました。
清掃協力金@100円で公開されています。

洋館も興味深いし、一つの建物でいくつもの場面が撮られているのがわかって、とっても面白かった。維持費としてあと@100円はとってもいいような気がしましたけど。

   

この小幡の道路を挟んだ正面に、りっぱな日枝神社の山門がありました。くぐって奥の社殿へ。
そのまた奥に文学の道なる小道が続いているようでしたが、道なりに階段を下りると映画にちらっと映った光景が…。

  

068_2 あらっ、ここここ!

  

手前に「鮨 鈴政」という看板がありますが、そもそもこの旅行の発端が、名店という噂のこの「鈴政」に美味しいお魚を食べに行こうということだったのです。(ミーハーで申し訳ありません bleah)。

  

       

映画にも出てきた映画館「港座」へも立ち寄り、古くからの酒田での見どころであった「海向寺」の即身仏を拝見して、一度宿へ戻ります。

  

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宿のガラス窓の向こうに、夕暮れの鳥海山が優雅な姿を見せていました。

  

                       fish

  

ひと休みしてから、お目当ての「鈴政」へ。
(なんてったって、めったにない「大人の休日」ですから…。お鮨はもとより出てくるものみなとても美味しゅうございました。)

   

pencil その2に続きます。   

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コメント

palletさん、今回はご旅行でしたか。

酒田って江戸時代には相当栄えたところだったんですよね。
古い町並みや、豪邸が残っているのかしら・・
レポが楽しみです。

日曜日、海沢から大岳山へ登りました。
palletさんのレポをしっかり参考にさせていただき
とっても助かりました。
     

✿はなねこさん
酒田は何度も大火にあっているので…
でも、鶴岡とともに新旧の見どころがたくさんあって
期待以上の楽しい旅になりました。
海沢、少しは役に立ちましたか?
どこを下りたのかしら。レポ、楽しみにしてます。

トップのケヤキ並木の写真を一目見ただけで、行ってみたくなってしまいました。
例の蛇腹カメラぶら下げて、まったり撮り歩いたら何とも幸せな気分になれそうですね。
レポその2が楽しみです。

palletさん、こんにちは♪

酒田への大人の休日でしたかぁ。
あ~羨ましいな~(*^_^*)
最近は山ばっかりで、旅行といえるものを
まったくしていない我が家です。

本間家も素敵そうですね~行ってみたいなあ。
長野の松代(だったかな)の豪商田中本家に行った時も
感じたけれど、昔のお金持ちは趣味がいいというか、
見識が高くて驚いたものでした。

秋だし、温泉でもゆっくり浸かりに行きたいです。
お寿司・・・画像だけで我慢できるかしらん(笑)
楽しみに待ってます。

camera ななみさん
そちらからだと、だいぶ遠いかしら?
でも、あの蛇腹カメラを持って山居倉庫を撮影しているななみさんを想像したら、とっても楽しくなりました。
あの倉庫は今も使われているようですが、だいぶ観光地化もしているので、時間を見計らって行かないと人だらけです。
私たちはたまたま16時前後で、人波が引いたところでした。
思いがけず西日の様子も撮れて、超ラッキーだったと思います。


❀矢車草さん
>最近は山ばっかりで、旅行といえるものを
>まったくしていない我が家です
お若いうちは、せっせと山へ行ってくださいナ。
矢車さんご夫妻がどんどんステップアップしてるのを見るのが
今とっても楽しみになっています。
>お寿司・・・画像だけで我慢できるかしらん(笑)
お寿司だけじゃなくて、
お魚ってこんなに美味しいものだったの!
っていうくらい美味しいお料理で、
撮る前にみんな食べちゃったの。
で、写真ありません coldsweats01.

★私も以前雑誌で「本間家のお雛さま」を見て、
雪が解けてフキノトウが顔を出すころ、
あのあたりに行ってみたいと思っていました。
こういう文化的(?)な旅もいいですねぇ。

でも、この前ゆきさんに会ったら
( 内輪のことでごめんなさい。)
「palletさん、山に付き合ってくれないで、
旅行に行っちゃったの。」って、こぼしてましたよ。
ゆきさん、ザックを新調したんだって。

早く元気になって、また山にも行けるといいですね。
お大事に。


そーだ、そーだ!
って何がそーかと言うと、

>早く元気になって、また山にも行けるといいですね。
>お大事に。

ということです。

apple korukoさん、snow ゆきさん(二人まとめてお返事、失礼 bleah).
「本間家のお雛さま」は、今は一度に飾りきれないので
雛の季節以外に付属のいろいろな飾り物を展示しているそうです。
この時期は、お伴の行列などが飾られていました。
それにしても、「本間さまには及びもせぬが…」と言われたほどなのに
「それにしては質素だな」と言う暮らしぶりを感じました。
上に立つ者の鏡のようかも。
>早く元気になって、また山にも行けるといいですね。
帯状疱疹って、完治するのにけっこう時間がかかるようです。
体育の日連休の山ももしかしたらダメかも…weep
新しいザックに早くお目にかかりたいよぉ。


酒田と言う土地も歴史も何もかも全く知らなかった私。
(おくりびとのロケ地と言うことだけはなぜか知ってた・笑)
コメントできる部分がないのですが、
写真にはまったく歩いている人がいないような・・・?
静かな町なんですね。
ホント、ゆったりオトナの休日のパンフでも見ているよな気持ちになりました。
秋・冬ってこういうゆったり旅がまた、しっくりくるんですよね~。
私もは今年まだ、ちゃんとお宿に泊まって会席料理食べてないなぁ・・・
行きたいな・・・

✾cyu2さん
酒田は駅前も12・3年前と変わらずひっそりとしていました。
でも、ちょっとした地方都市の駅前にみられる大型店などがなくて
なんとなく「ほっ」としたりもしましたよ。
地元の方にとってはいろいろ大変なところもあるのかもしれませんが。
私たちはもうホントにいいトシのオトナなので…
たまには、こんな旅も…ね wink

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