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庄内地方(酒田・鶴岡)の旅 その2

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【大寶館/鶴岡市指定有形文化財】

            庄内の旅二日目は
            朝一番に土門拳記念館を訪ねてから鶴岡市へ向かいます。

                                 pencil その1はこちらから

 

    

             car 酒田その4 土門拳記念館

 

このまままっすぐ行った所はコンクリート?水?。左手前に立っている白い鳥は彫像?本物?…、土砂降りの雨の中、土門拳記念館に到着です。

  

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そばまで行ってみると、コンクリートかと思ったのは「白鳥池」と名付けられた人造湖、白い鳥はオオサギのようでふわっと飛び去って行きました。

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館内では「古寺巡礼-京都編-」「土門拳の絵と書」展ほかが開催中で、筆書きの手紙、初公開の水彩画や愛娘の素描、脳出血で倒れた後に書かれた絵や書などなかなか見応えのある展示がなされていました。

   

   

   

加えて、湖の中に浮かぶように建っているこの建物がまたとても素晴らしかった。

  

谷口吉生氏設計のこの建物は、中庭はイサム・ノグチ、銘板は亀倉雄策、南庭は勅使河原宏といった豪華さですが、みな友情の無料奉仕だとのこと。ちなみに、右上写真の「拳湖」は草野心平の筆。
内部は撮影不可なのでここに載せられないのが残念ですが、私にはゆったりとした空間がとても印象的で、たとえこの芸術家たちを知らなくとも、誰もが魅せられてしまうだろうと思える建築作品でした。

    

                      

                  ************************************* 鶴岡へ *****

   

    

鶴岡市は江戸時代に城下町として発達した町だとのことです。
今回は、時間があまりなくて城跡の近辺を巡っただけでしたが、商都酒田とは全く違う落ち着きのあるしっとりとした雰囲気がとても印象的でした。

  

    

              car 鶴岡その1 庄内藩校 致道館

  

小脇に書物を抱えた牧文四郎(藤沢周平の小説『蟬しぐれ』の主人公)が、急ぎ足で講堂に向かって歩いて行く…そんな姿を想像してしまった致道館の表御門。
   

もっとも、この門は藩主がお成りの時に使われた門だとのことなので、そんなことはあり得ないのだけれど。 

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門の先に見える建物は、文四郎のような若者たちが常時300名以上も学んでいたという講堂です(内部撮影不可でした)。

  

今でいえば小学校から大学院まであるこの藩校の教育方針がまた素晴らしい。
すなわち、幼少のころは基礎をきちっと学ばせた上で「生徒の天性に応じて長所を伸ばす、自ら学び考える意欲を重視する、そして『会業』と呼ばれる小集団討議で互いに切磋琢磨する…」。う~む。
これって、荻生徂徠(どこかで習ったナ…)の学風で『徂徠学』って言うんですって。

   

   

              car 鶴岡その2 鶴ヶ岡城址付近

  

鶴ヶ岡城のお濠の周りは整備が行き届き、広々として緑の豊かな気持良いエリアです。
市役所前のパーキングに車を止めてからずっと土砂降りの雨。途中でお昼をしたり、雨宿りを兼ねてお茶をしたりしながらの散策です。
あんまり観光地化していなくて、大雨の中お店を探すのが大変でしたが、それもまたなんとも好ましい印象を私の中に残してくれました。

       

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大寶館- 郷土ゆかりの人物資料館。大正時代の擬洋風建築です。

   

119 この春開館したばかりの鶴岡市立藤沢周平記念館
直筆原稿や移築された自宅書斎など、鶴岡の生んだ時代小説の名手、藤沢周平ワールドを紹介する記念館です。
新しい観光スポットらしく、団体さんで賑わっていました。

  

     

     

               car 鶴岡その3 致道博物館

    

ここは鶴ヶ岡城の三の丸にあたり、庄内藩の御用屋敷となっていた所。
この地方の生活文化を伝える建物が現存・移築されていて、ミニミニ明治村のようです。

   

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【旧鶴岡警察署庁舎(移築)】【旧西田川郡役所(移築)】
【旧庄内藩主御隠殿】【田麦俣の民家・渋谷家住宅(移築)】

  

130_2 御隠殿の奥にある酒井氏庭園からは、昔は鳥海山が借景として眺められたそうです。
この日は、満開の萩の花が雨に濡れてとてもきれいでした。

  

   

    

    

鶴岡に着いてから大雨の中をずっと歩き続け、しっかり見学もしていたのでさすがに疲れてしまいました。
まるで「オトナの休日」ならぬ真面目な学生さんの「修学旅行」のようです coldsweats02。 

 

    

            

              car 鶴岡その4  市立加茂水族館

           

下村博士が発光ダイオードでノーベル賞を受賞してから、俄かに注目を浴びるようになった水族館です。

    

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これもクラゲです。

  

111 日本でも1・2を争う古い施設だそうですが(ホントに!)、世界一多い種類のクラゲを展示しているとのことです。

  

この春にここを訪れた下村博士ご夫妻が「期待以上だった」と感じ入ったそうですが、私たちもみな同じ感想を持ちました。
いえいえ「え~っ、クラゲぇ?…」って、むしろ「パスしようよ」って感じだったんですよ。
加茂水族館さん、ごめんなさい。

                           

           *************************************

   

酒田へ帰る頃になって、やっと雨が止みました。
途中でM氏の御実家へお寄りしてから、今晩の夕食を頂く予定の酒田市の奥、生石(おいし)の大松家(おおまつや)へ向かいます。

 

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古民家の座敷で炉を囲んで楽しむ炭火焼き料理と手打ちそばのお店です。
オトナの休日二日目のお夕食も、たいへん美味しゅうございました confident

 

pencil その3へ続きます。 

 

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コメント

①致道館は私が6年間学んだ小学校です。この正門と講堂(職員室)を中心として、粗末な建物が蛸の足のように八方に広がっている校舎でした。鴬張りの廊下を走り回り、縁の下の囲いを覗き込み「あれって、殿様が下から刺されないようにしてるんだって!」と黄色い声を張り上げたのを覚えています。ベンキョウしたことは何も覚えていませんが、徂徠学でなかったのは確実です。
②加茂水族館の近くに「茨木のり子」さんの墓があります。ご主人が加茂の方なのです。次回はぜひお参りしてくださいませ。

clover シイナビッチさん
牧文四郎ではなくご幼少のころのカズスキーさんが走りまわっていたとは!
そういえば、時代とともに県庁舎や警察署や小学校などと変遷したと書いてありましたっけ。
茨木のり子さんのこと、ちょうど昨日、NHKで取り上げてました。
ほかにもまだ見たいところがいっぱいあったので
次回はぜひカズスキーさんの案内でよろしく wink
鶴岡とっても素敵なところね。
こちらを引き上げて故郷に帰ったシイナビッチさんの気持、よ~くわかりました。


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