3/24 渡航許可
大震災から二週間。
なにごともなければ、今夜は久しぶりにコンサートに行っているはずでした。
渦中にあってコンサート(モーツァルト・トリオ)は中止になりましたが、
主催者からの手紙には、海外からの演奏者カントロフ(フランス)とメンデルスゾーン(オランダ)の二人にそれぞれのお国から渡航許可が下りなかったから…との理由が書かれていました。
米政府からのアメリカ人に対しての「半径80キロ圏内退避勧告」を持ち出すまでもなく、これは、原発事故に伴う影響を危惧した各国政府の「自国民を守る」ことを優先した措置なのでしょう。
(右の写真は 3/22NHKテレビ画面から)。
普段は、国と個人とのかかわりなどほとんど意識することはありませんが、
こんな時、それぞれの個人が「国に属す」と言うことは「個人は国に守られる(時には従う?)」と言うことなのだろうなと改めて気付かされます。
思いついて、自分のパスポートを引っ張り出し、表紙の裏に書かれている文章を何度も読み返してしまいました。
* * * * *
この国が、困難を抱えた国民に対して「必要な保護扶助を与えられ」る国であることを…期待を込めて、信じたいと思います。
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うんうん! 絶対守ってほしい!
でないと、被災地が可哀そうすぎる!
投稿: はなねこ | 2011年3月25日 (金) 09時08分
✿はなねこさん
そうですよね。
誰もが被災者になり得るのですもの…。
投稿: pallet | 2011年3月25日 (金) 22時27分