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朗読コンサート

友人に誘われて”大人のための 朗読コンサート”へ行ってきました。

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生の声で朗読を聞くのは初めてです。”朗読コンサート”って、どんなふうにするのかしら…。

プログラムは
太宰治『カチカチ山』 浅田次郎『獬(シエ)』 藤沢周平『山桜』 菊池 寛『藤十郎の恋』の4編。

それぞれの作品が読まれたのは、小さなホールの小さな舞台でした。

照明を落とした舞台に立ち、あるいはひっそり置かれた1脚の椅子に座り、張りのある声で情感たっぷりに読み進む朗読者は、時に本から目を上げ、まるで役者のような素振りで作品の世界を描き出して行きます。

知らず知らず引き込まれ、気付いた時には心地よい時間が2時間以上も過ぎていました。

大人になってから子どもに絵本を読んでやったことはあっても、自分が本を読んでもらうってことないですものね。
本を読んでもらうって、こんなにわくわくとした楽しいことだったのね!とあらためて思った春の日の昼下がりでした。

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旅 or おでかけ」カテゴリの記事

コメント

藤沢周平の『山桜』を朗読したのは、ひょっとして松島 邦という方ではありませんでしたか?『山桜』は庄内方言が出ており、誰でも読めるという作品ではなさそうなので、ひょっとしたら私の先輩がなさったのかなと思った次第です。東京に出稼ぎしていた時、彼女の『山桜』を聞いたことがあるのですがすばらしい朗読でした。
 
こちらの「山桜」はまだですが、「染井吉野」は満開です。高い山はまだ雪化粧ですが、低山の山野草は足の踏み場がないほど満開です。やっと山歩きができる季節になりました。

シイナビッチさん
残念ながら『山桜』を朗読したのは、
松島 邦という方ではありませんでした。
でも、そういうことならぜひ松島 邦さんの朗読を聞いてみたいと思います。
そうだ!シイナビッチさんに朗読してもらえばいいかも。
こんどお会いしたときにぜひ!
   
>低山の山野草は足の踏み場がないほど満開です。
鶴岡のあの凛とした空気の中で咲く花々は、さぞかしきれいでしょうね~

ドイツではこういった朗読会が盛んでしたよ
本で読むより聞くほうが楽しかったり分かりやすかったりして
好きでした(^^)
そういえば大江健三郎さんがノーベル賞を取られた時
ドイツで朗読会があって聞きに行きました
どんな内容だったか忘れたけれど日本語で読むより
ドイツ語の方が分かりやすかったりしました(笑)
その時もドイツの学生さんたちで会場はいっぱいで・・・
文化の違いを感じさせられたことがありました

素敵な時間を過ごされて良かったですね♪

❀矢車草さん
>どんな内容だったか忘れたけれど日本語で読むより
>ドイツ語の方が分かりやすかったりしました(笑)
たしかに!(笑)
大江さんの文章は(私はドイツ語なんて全然わからないけど)
ドイツ語の方が全然わかりやすそう!
     
>ドイツではこういった朗読会が盛んでしたよ
何年か前にベルンハルト・シュリンク『朗読者』を読んで
初めは「朗読者」という耳慣れない言葉にとまどいました。
本の内容からはちょっとはずれるけれど
「朗読」はドイツでは珍しいことではないということなのね?!
   
矢車草さんは、いい経験をたくさんお持ちですね。

pallet さんは、常にこうした文化的なことにアンテナを張ってお出かけになるんですね(^-^)
潤いのない 私の日常とは、ずいぶん違っていて新鮮です。

朗読って、聞き手の頭の中に映像が現れるわけだから
人生経験豊かなほうがイメージがふくらんで
より楽しめそうな気がします。
私も年齢に不足はないんですが、感性がいまいちで・・・^_^;

✿はなねこさん
いやはやなんとも冷や汗が出てきますデス
私の日常は…
    
朗読、とても面白かったので
また機会があったら聞いてみようと思っています。
年齢に不足なければそれで十分なのでは~

シイナビッチ様
今日は2013年2月24日です。何かの拍子にこのページに入りました。2年も前のコメントでしたのね。これも読んでいただけるかどうかわかりませんが、思わず書き込みしました。
☆私は「山桜」を読んだ 松島 邦です。でも、あなたがおっしゃっている場所での朗読会かどうかはわかりません。・・・ではありませんでした。”出稼していた”時にお聞きになったと書いてありますね。
2年前の3月頃、藤沢のモールの企画で庄内三川地方の物産展が開かれているときに、鶴岡に縁の深い藤沢周平の作品を読んでほしいとのリクエストで、「山桜」を読んだのです。朗読者は私だけでした。庄内弁が出てきます。桜の咲き始めるには少し早いく時期でした。この小説を読みながら、きっと彼を待ってる・・・この主人公の二人は幸せになれると胸の内側から期待が湧き上がるのを感じて読みました。
私を先輩の…とおっしゃっているからには、鶴岡の方?南高校の方?でいらっしゃるのかしら?その時、モールのフロアの各所で物産展が繰り広げられ、鶴岡から現地の方々が、元気いっぱいの笑顔とおおきな声でお米やお酒・漬物・乾物・お菓子等々懐かしいものを販売していました。その時でしょうか?
嬉しいですね。それを覚えていてくださったのでしょうか?
私は朗読を今もずっと続けています。12月は3つの舞台で4本の作品を、1月19日にはヴァイオリニストの中村ゆかりさんという方とコラボをして、多くの作品を読みました。
今年も1月19日藤沢作品は読みたいのですが、長いのでなかなかリクエストがなくて・・・。、でも今、思いました。自分で企画して読もう・・・と。鶴岡で読みたいと。
朗読は退屈、眠くなると思っている方が大勢いらっしゃいます。そんなお客様が聞いてみたら、面白いんだね、また聞きにきたいと言ってくださる時がとても嬉しいです。
シイナビッチさん、いつの日かまた、私の朗読を聞いてくださる日が来ますように・・・。

松島邦さま
つい先ほど、お寄せいただいたコメントに気づきました。
こちらのブログは昨年末で引き払って、
新しいアドレスのブログに引っ越していたものですから気づくのが遅くなりました。
申し訳ありません。
しかしながら、なんと嬉しいコメントでしょう!
早速新しいブログへ転載させていただきました。
    ↓
http://sorairo02.exblog.jp/17457752/

シイナビッチさんの連絡先は存じ上げていますので、さっそく明日にでも連絡を取りたいと思います。
新しい出会いが花開くことを心から願っております。
機会がありましたら、私もぜひ松島様の朗読を聞きたいと思います。
この欄がまたお目に留まることを祈って…。

松島邦さま  追伸
シイナビッチさんについては、
こちらの二つの記事とこれらの記事のコメント欄も
      ↓
http://sorairo02.exblog.jp/17455541/

http://sorairo02.exblog.jp/17459584/

ぜひ、ご覧になってください。
もしお返事を頂けるようでしたら、新ブログのほうへいただけると好都合かと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

松島邦さま さらに追伸

新ブログのほうにシイナビッチさんからコメントを頂きましたので
念のためこちらにもコピーいたします。
お目に留まりますように…。

『こんなことってあるのですね!松島さんは私の高校の1学年上の先輩で、放送委員会というあまり活動しなかった会で一緒の素敵な方でした。『山桜』をお聞きしたのは、東京鶴翔同窓会というところでです。和服姿で、しっかり読み込まれた『山桜』で(お酒が入る前ということもあり)みなさん引き込まれて聞いていたのを思い出します。老若男女の心が一つにまとまった感動的な時間でした。鶴岡でなさるときはお手伝いをしたいなぁ・・・。それにしても、パレットさんのおかげです。ありがとう!』

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