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8/6 花と展望の縦走路⑤ (蓮華岳 ↔ 針ノ木小屋~扇沢)

さて、この夏山のもうひとつのお楽しみ「船窪小屋に泊る」はどうなったでしょう。

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予備日が一日取ってあったので、日程的にはモンダイありません…。

                                  pencil レポ④はこちらから

          

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きょうもいいお天気です。

           

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手前に北葛岳・七倉岳。奥左に小さく富士山、奥右に槍ヶ岳 / 針ノ木小屋から 8/6早朝

               

小屋前の広場からは、船窪小屋へのルートが目の前に見えています。
遠くに目をやれば、八ヶ岳から槍ヶ岳まで魅力的な山々もずらりと並んで、なんて素敵な朝なんでしょう。

               

                        phoneto

      

402 船窪小屋には、昨日、その日の予約のキャンセルと翌日(きょう)の予約の電話を入れました。
とぎれとぎれの電波で、話があまりうまく通じ無かったのがちょっと心配です。
同じルートを予定していた方は、予約を断られたとか…。どうしましょう。
前日泊った方の情報では、きょうはテレビの取材が入るとのこと。いつもすいているはずの小屋なのに…それで合点がいきました。

    

400_2 夕食のあいだ中、どうしようかな~と考えていましたが、「まっ、予約なしでも山小屋なんだから泊めてくれないってことはないだろう。…でも、せっかく静かな小屋を楽しみにしていたのにテレビの取材じゃね~。…いや、 scissors とかしてテレビに映ってみるのもいいかもね~bleah 」と、なかなか決まりません。
   

ところで、突然ですが(種池も新越もおいしかったけど)針ノ木小屋の夕食がと~ってもおいしかったので写真でご紹介しておきますね。

           

                        clock

  

で、結局どうしたかと言うと

                                                    

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今回歩いた種池からの稜線。

    

朝、昨日までに歩いた稜線を見ていたら、今回は十分満足したのでもういいかという気になりました。
船窪小屋には、また改めて行くことにしましょう。
ランプの宿には、やっぱり静かな日に泊りたいと思いますから。

                           

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綿毛になったチングルマの道を蓮華岳へ

       

そうと決まれば、きょうは蓮華岳をピストンしてから、針ノ木雪渓を下って帰ることになります。

                 

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広々とした岩礫の稜線を蓮華岳に向かって進みます。
登り始めから周りはすっかりガスっていて、なにも見えません。

  

でも、足元には

          

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コマクサや  

                            

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タカネツメクサとタカネシオガマのコラボや

              

              

                 

                              

440 オヤマソバなどが咲いていて、目を楽しませてくれます。

      

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一時間ほどで、蓮華岳に着きました。
標識の右が示すほうへ行くはずだったんだけど…think

                 

      

 

             

山頂でティータイムにするつもりでしたが、少し雨が降り始めたようです。

             

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蓮華岳山頂標識から「蓮華の大下り」方面を見下ろす

            

ゆきさんが、白いコマクサを探しに大下り方面へ下りて行きました。
私は…登り返すのがヤだから bleah 待ってます。

                          

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小さいけれど白いコマクサ。
すぐに見つかって…私も下りてゆきました wink なんてラッキーなんでしょう♪

              

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帰り道では(って、往きにも通ったナ)、ちょっと古いけど紅白のひと株も♪

                           

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早朝の針ノ木峠 / 針ノ木雪渓へは峠の標識から右へ下り始めます。 

      

2時間ほどで蓮華岳をピストンし、針ノ木小屋へ戻ってきました。
雪渓では休憩が取れないだろうと、蓮華岳山頂で逃したティータイムを取ってからの出発です。

                  

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9時20分、針ノ木雪渓へ向けて下り始めます。
念のため、小屋で軽アイゼン(4爪)を借りました(@500/大沢小屋で返します)。
下り始めはすっかり雪が溶けていて、ざらざらの道がジグザグに続きます。

                   

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「水場」と言われているところでしょうか。細い流れを渡ります。
雨が強くなりそうなので、ここで雨具を付けました。
後ろから来たテント装備の若いカップルが「どうする~?」「暑いからいいよ。濡れて行こ~」と通り過ぎて行きました。

           

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峠から一時間、雪渓の取り付き地点です。
右下の頼りなげな棒に赤い布が付けられていました。
登ってくる人たちが、ガスの中からぼお~っと現れます。

            

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今年は雪解けが早いのでしょうか。雪渓はあちこちで崩れています。
途中ではベンガラの撒いてあるルート上に大きな穴が開いてしまっていて、迂回を余儀なくされました(落ちた人がいたとかいないとか)。
この時は、前に歩いた方が待っていて、新しいルートを指示してくださったので助かりましたが、誰もいなかったら、しばらく立ち往生してしまっただろうと思います。
迂回してまたベンガラのルートに戻っても、よく見ればそのベンガラに沿って亀裂がピーっと長く入っているではありませんか!(おお、怖っ)。

     

459_3
雪渓終点 / 仮橋(写真中央)で流れを渡る

                  

11時、雪渓終点に着きました。
ここからは夏道を行くことになりますが、待っていたように雨脚が強くなりました。
キスゲやウツボグサやシモツケやオオバギボシやオダマキや…がたくさん咲いていたのに写真は一枚もありません。
雨だけじゃなくて、結構岩々してたりして大変だったってこともありますが…。

                             

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大沢小屋

             

アイゼンを返すために大沢小屋に寄りました。
ちょうどお昼なので、一休みです。
コーヒーのいい香りがするので、私も一杯いただきました。
久しぶりのレギュラーコーヒー 、とっても cafe ホッとしておいしかった。

                

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なおも下ると、青々としたブナ林になりました。
途中にあった説明板を読むと、この辺はすべて日本海側の特徴をもったブナ林で、下に生えてるササもチシマザサなのだそうです。

                            

470_2

      

13時過ぎ、針ノ木岳登山口に到着。
ここから「大町山岳会」の「登山道」看板に導かれて何度か林道(車道)を横切り扇沢へ向かいます。(いつもながら、ここからが迷うこと多し)。

            

                      spa beer

                

扇沢からバスで大町温泉郷途中下車。
『薬師の湯』(バスで割引券をゲットし@500)で汗を流して(生ビールなど飲んで、電車の時間に合わせて?まったりし wink てから)帰ります。

     

あ~、楽しかった。

          

  pencil 長いレポおしまい。最後まで読んでくださってありがとうございました。

            

pencil 2011.8.6(土)

針ノ木小屋6:30…蓮華岳7:30/7:50…針ノ木小屋8:40/9:20…雪渓取付10:20…雪渓終点仮橋11:00…大沢小屋11:55/12:15…扇沢13:30/13:30バス-大町温泉郷。

pencil バス情報はこちらから☞ http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/#route

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山歩き」カテゴリの記事

コメント

今晩は。
最近の山小屋は予約が無いと断られる事もあるようです。数年前の中央アルプスで、避難小屋でシュラフも食事の用意も何も無くて泊まりに来た方がいましたが、小屋で泊まるのを断られたそうです。避難小屋に泊まっていた人達が食事や寝袋まで貸してあげたので、その方はなんとか寝る事が出来ました(私も食事を提供しました)

南アルプスでもそんな経験があります。船窪小屋へはその内七倉ダムより直登して見て下さい。楽に泊まれると思います。

☆palletさん、こんばんは、その①

6日の船窪小屋取材チームは
結局40人近くの大所帯だったみたいですよ。
蓮華から向かった人達もいたから相当混んだのではないかな。

さて、宿題も済んだので、次は?

☆palletさん、こんばんは、その②
 sanpoさん、こんばんは。

鳴沢岳上りのベニバナイチヤクソウ、同じ場所みたいですね。
でも、sanpoさんがいらしたのって6年くらい前ですよねぇ。
多年草といっても、エライ。

そうそう、白いコマクサもエライ!
コマクサも多年草だから前と同じあたりにあるはず、
とは思ったけれど、強風に晒され、雪と氷に埋もれ、
それが溶ければ砂礫に押し潰され…と何回もの冬を乗り越えて。
とっても長い根を張って頑張っているのだそうですね。


☆その③ palletさん、sanpoさん、こんばんは。

今回、もう一つ嬉しかったのは、
イワギキョウの雌しべの発見です。
針ノ木岳からの下りに清楚な姿で咲いていたでしょう?
珍しく写真のピントがしっかり合っていて、
あの爽やかな「そらいろの」花びらの中、白い柱頭の下に、
鮮やかなデルフトブルーの花柱が潜んでいるのを見つけました。
色鉛筆の芯みたい。ウフフ。

happy01 こんばんは~
    
art インレッドさん
そういえば、中アの登山地図の木曽殿山荘のところには
「必ず予約を…」とわざわざ書いてあるのを思い出しました。
ほんとにそんなことがあるのですね。
まあでも、時と場合によるのでは…
っていうのは甘い時代になったということでしょうか。
船窪小屋にはいつかきっと、と思っています。
   
   
snow ゆきさん
①進まなくて正解でした。
 それにしても、夏山最盛期に取材とはちと迷惑ですね。
②うんうん。
③私のにもまあまあ写っていたので、
 「ふろく」に載せましょうか ? wink

☆palletさん

③私のにもまあまあ写っていたので、
 「ふろく」に載せましょうか ?

ウン、御紹介したい。
イワギキョウの写真って横からのが多いから
花柱はあまり写っていないみたい。
ちょっとお玄関からお邪魔すると、こんな感じって。

でも、今ごろ「発見」したの、私だけかも…

snow ゆきさん
もともと「ふろく」を作るつもりだったので
「ふろく」の「おまけ」なるかなあ。
首を長くして待っててね。

palletさん  ゆきさん  こんばんは~
イチヤクソウもコマクサもあの環境で頑張っていて、高山植物ってほんとエライですよね。
チシマギキョウは多いけどイワギキョウは珍しく、私も針ノ木と白馬以外ではあまり見かけたことがありません。

避難小屋、私も南アでは予約が必要と聞きました。「避難」小屋だけど・・・
怪我などで本当に避難してきた人はさすがに追い返さないでしょうけど、宿泊をアテにして来た人は断られるかスッゴク叱られていたと予約宿泊者が言ってました。「食料なしー山をナメテイル」「食料ありー考えがアマイ」ということのようです。
北アも少さな山小屋は断ることがあるようです。新越山荘は満室で大変な日に予約なしで来た人達をまとめてスタッフが種池山荘まで送り届けたことがあったそうで、引き返すことになった人もいたようです。小さな小屋はやはり予約しておいた方がいいようです。
徳本峠小屋も満室の場合は断られ、下界(上高地)がすぐなのでそちらへ泊まるよう言われ下山した人の話を聞きました。150人以上の大きな山小屋なら廊下もあるでしょうけど、小さな小屋の場合は予約・キャンセルの連絡は必要だと思います。(キャンセルは小屋に心配かけないために特に必要)
長くなって、ごめんなさいネ

こんばんわ~。
通しで拝見しました。
あの稜線は一度歩くと病みつきになるかもしれませんよ^^;
船窪小屋は後日の楽しみにとっておかれたのですね。
針ノ木雪渓、この時期にしては今年はかなり痛んでいるようですね。

結果的に、自分が昨年歩いたのと逆ルートを歩かれたのですね。

happy01 こんばんは~
   
cute sanpoさん
イワギキョウ、とても清楚な感じで素敵でした。
    
今回は何箇所か予約の段階で断られて
行き先がなかなか決まらなかったりしてたのです。
このお天気で、一気に集中したのでしょうね。
激混みを避けられるけど…
早いもん勝ちになってきたってことでもあるかしらん。
計画は早めにゆとりを持って!っていうことね?
(ちょっと耳が痛い coldsweats01
     
          
☆Hgさん
>あの稜線は一度歩くと病みつきになるかもしれませんよ^^;
私もそう思います。
変化のある楽しい稜線でした。
   
>結果的に、自分が昨年歩いたのと逆ルートを歩かれたのですね。
今、あらためて見てきたんですけど…
あれってあれですよね …
一日で歩いちゃったってことで…す…よ…ね??!!!wobbly

palletさん  こんにちは~
今日は午後から用事があるので、会社はお休み。
なので真昼間からお邪魔しま~す。

Hgさんの針ノ木岳はアルバムにあるだけでも6回は行ってらして、
全部日帰りみたいよ。
しかも毎回あの急斜面雪渓を登るの。
たまには早い時間の反対からの写真も見たいな~って思っているんだけど、次回はpalletさんの真似して反対ルートにしてくれるかも知れませんネ、フフフッ・・・

03年9月は私(種池まで)と一日違いで、その頃はHgさんのアルバムの存在を知らず、後日発見して『ダケカンバの写真が同じだ~!』って思いました。
しかし毎回あのルートを日帰りなんて全く呆れて、palletさんも「開いた口がフサガラナイ」でしょ。(笑)

cute sanpoさん
>しかし毎回あのルートを日帰りなんて全く呆れて、palletさんも「開いた口がフサガラナイ」でしょ。(笑)
  
wobblywobblywobbly ……って、感じ!!!(笑)
Hgさんは天狗よりすごい…というと…なんなんだろう(笑)
   
でも、今回、岩小屋沢岳でその日の夜中に扇沢から針ノ木雪渓を登ってきた
という若者に会いました wobblywobbly  …
天狗まで行ったあとは朝日から日本海に下りると言ってましたよ。
世の中にはすごい人たちがいるもんです wobblywobblywobbly

palletさん
マゴマゴが終わって、ようやくゆっくりと拝見しました。
    
3日目の素晴らしい展望は、夏山ならではですね。
朝、目覚めたときの、palletさんとゆきさんの輝く顔が
目に浮かぶようです。
スバリ岳も とてもかっこよくて、ほれぼれ♪
ますます歩いてみたくなりました。
すぐにでも行きたいけど、雪渓があやしいですね。
来年かなぁ・・
 
お花もたくさんでしたね。
ライチョウにお猿さんにブロッケン、もうフルコースではないですか。
私までたっぷり楽しませていただきました。

あーー堪能しました。

素晴らしい稜線歩きでしたね。
私は、このエリアでは天候に恵まれなかったり、
ヘロヘロでそれどころじゃなかったりで、
こんなに素敵な展望だったことを、palletさんのレポで改めて知りました。 coldsweats01

船窪小屋、残念でしたね。
でも、やっばり私も山では穏やかな時間を過ごしたいです。
次の機会に回したのは正解だと思います。

夏山はpalletさんのレポで満腹、満腹。delicious

happy01 こんばんは~
  
✿はなねこさん
スバリ岳すてきでしょう!
ぜひ、行ってみてください。
  
>すぐにでも行きたいけど、雪渓があやしいですね。
雪渓はかなり怪しかったです。
あれって、秋になるとどうなるのかしら。
  
  
clover ヒサさん
天候で、山の印象がずいぶん違いますものね。   
>船窪小屋、残念でしたね。
>でも、やっばり私も山では穏やかな時間を過ごしたいです。
ほんとに。
今度はいつ行けるかなあって思いますけど。
  
>夏山はpalletさんのレポで満腹、満腹。
そんなこと言わないで、これからでも十分間に合いますよ~。

夏はやっぱり北アルプス行きますよね^^

私はまだ3回しか行ってないので、palletさんのブログで、これからの北アルプス山行の参考にさせていただきます。

写真ステキで、palletさんの歩いたコース歩いてみたくなりました。

cat NONさん
ブログを開設した2009年からの記録しか載せていないので
あんまり記事がたくさんなくてごめんなさい。
今年も、この天候不順で
いくつかキャンセルになってしまって残念です。
NONさんは、赤木沢に行ってらしたのね。
すごいなあ、いいなあ♪

わぁ~素敵です~♪
ミルキーな緑色の黒部湖の写真の場所って、山渓に載ってた写真と同じ場所ですよね??
わたしはあっち方面(後立山って言うのかな?)は全くの未踏でして
山渓見ては今度こそ!!と思いつつ、
まだ実現出来てないのが悲しいです。

それにしても素晴らしい稜線歩き。
私の憧れ、雲の上の一本道のお散歩です。

白いコマクサ女王様も素敵です♪

❁かわみんさん
>ミルキーな緑色の黒部湖の写真の場所って、山渓に載ってた写真と同じ場所ですよね??
山渓のどの写真かわからない coldsweats01 のでなんとも…ですが
晴れていれば、ずいぶん長い間、黒部湖が見えてるんですよ♪
Hgさんも言っておられるように、
ちょっと大変?!な場所もあるけど
病みつきになりそうに素敵な稜線でした。
かわみんさんもいつかぜひ行ってみてね♪

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