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城下町へ② 津和野

津和野は、山あいに白壁と赤瓦の家並みがつづき、西に山城の跡がみえる城下町です。汽笛は山にこだまします。/

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                 太鼓谷稲荷神社から見下ろす津和野/右下は津和野高校の校庭

/町には、たて横につながった水路があります。むかしの家も残っています。/山は四季おりおりに色を変えます。時雨や夕立ちも風情があります。秋が深まると町は霧につつまれる日が多くなります。冬の星座はきれいです。雪が降ると赤い屋根は白に変わります。/(津和野町発行のパンフレットよりところどころ抜粋)。
                             pencil 城下町へ①はこちらから

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                               11月5日(土)山口・津和野

* * * * * * * * 山口 * * * * * * * *

津和野へ行く前に、ひとつだけ寄るところがあります。
夫が「これだけはぜひ」と楽しみにしていた山口・瑠璃光寺の国宝五重塔です。

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池越しにその姿が目に入った瞬間、思わず「うわっ」と声をあげてしまいました。
ふっくらとした雰囲気、桧皮葺屋根の四隅のきりりとした潔い反り…なんと美しい五重塔でしょう。
夜半から降り続いている大雨の中でしたが、しばらくの間その場から動くことができないほど魅力的な五重塔でした。

            

           * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 津和野 * * *

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森鴎外の旧宅と、隣接した森鴎外記念館をひと通り見てから、太鼓谷稲荷神社へ向かいます。

           

津和野城跡本丸(上方に見える石垣)/鴎外記念館付近から(ズーム)

                  

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太鼓谷稲荷神社(たいこだにいなりじんじゃ)は、日本五大稲荷の一つとか。とても華やかな建物です。
こんな大雨なのに、参詣のひとがあとからあとからやってきます。 ribbon お宮参りの赤ちゃんもいましたよ 。

        

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太鼓谷稲荷神社からは津和野の町が一望できます。向こうの山あいに見えるのは、この神社の一の鳥居だそうです。
どこかで見たことのあるような風景…と思っていると、ここが安野光雅画伯のふるさとだったことを思い出しました。画伯が描くどこかなつかしい山あいの風景そのものが、目の前に広がっているのでした。

         

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津和野駅近くの山あいにある覚皇山永明寺(かくおうざんようめいじ)は、寺全体が町の文化財に指定された禅寺です。
奥に見える、寺としては珍しい大きな茅葺の屋根が本堂です。

167ひっそりとした質素な感じのする境内ですが、往時は石見国一円の禅寺を統管していたというだけあって、寺全体の畳数は400枚を数えるそうです。

         

            

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禅寺らしい落ち着きのあるお庭も見事で、歴代津和野城主の菩提寺としての歴史と風格が感じられるものでした。

              

168_2境内には悲劇の武将坂崎出羽守や森鴎外のお墓もありました。
「石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」という遺言を残した鴎外の墓石には、有名な東京三鷹の禅林寺と同じく「森林太郎墓」とだけが彫られています。

鴎外の墓から本堂を見る。

禅林寺から分骨されたものだそうですが、父母をはじめ森家一族に囲まれているここならば鴎外もさぞかし安らかに眠っていられることだろうと思わされました。
          
                         ✿

私が本堂前にある大きなきんもくせいの木に引き寄せられて、「落花のころの様子はどんなにきれいだろう」と見とれていたのを目にしていたらしいご住職?が、帰り際に「あれはきんもくせいですよ」とわざわざ教えてくださったのが、永明寺でのとても嬉しい思い出になりました。

       

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来た道を戻り踏切を渡って、いよいよ津和野のメインストリート殿町へ向かいます。
踏切からは津和野駅のホームが見えました。ここには冬季以外の週末などに、蒸気機関車が走るようです。で、冒頭の「汽笛は山にこだまします」なのでしょう。

   

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                                        殿町

学生時代以来ほぼ40年ぶりの夫は、「掘割は覚えているけど…道路はこんなふうじゃなかったし、鯉はこんなに太ってなかったよ」と coldsweats01

    

182                                 津和野カトリック教会

なまこ壁が続く「和」の雰囲気の町並みに教会の西洋建築がしっくりととけこんでいます。優しげなステンドグラスも素敵でしたが、礼拝堂の中が木のベンチではなく畳敷きだったのがとても印象的 confident
隣にある小さな資料館の「津和野に連れてこられた隠れキリシタンの歴史(改宗を迫られた浦上のキリシタン)」(題名失念 )の展示も、手作り感いっぱいでなかなかの力作でした。

                 

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津和野を語るときには欠かせない掘割と鯉。
1m近くもありそうなメタボな鯉もいましたよ wobbly

                

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京都から伝わったという神事「鷺舞」(国指定重要無形民俗文化財)の像。
テレビ放送で見たことがあるような気がしますが、いかにも小京都・津和野の行事らしい優雅な舞姿です。

222ちょっと時間があまったので、もうひとつどこかへ行きましょう。
あと見たいのは、乙女峠のマリア聖堂、西周(にし あまね / 化学とか哲学とか心理学なんて訳語を作った人)の旧居、安野光雅美術館…。

            

…安野光雅美術館を大急ぎで見て回ったのが、この旅の締めくくりとなりました。

       

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                       広島への道中、標高700m辺りが紅葉の盛り

ずいぶんと盛りだくさんな旅で精力的に歩き回りましたが、毎朝の太極拳と週日のグラウンドゴルフで鍛えている80歳をとうに過ぎた義母は、疲れも見せずにとても楽しんでくれたようでした。
よかった~ happy01

       

pencil 2011.11.5(土)
山口・瑠璃光寺-津和野(森鴎外記念館&旧居-太鼓谷稲荷神社-永明寺-殿町)-(中国道)-広島=新幹線=東京.

pencil こんなレポも…

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コメント

そうそう、道はあんなじゃなかったし、鯉もメタボじゃなかった。
太鼓谷稲荷、マリア聖堂、森鴎外の生家、西周宅、そしてSLも
昔々の遠い思い出♬ 懐かしいです。
 
親孝行の、いい旅行でしたね。

萩は20代の頃に行きましたが・・・景色一つ思えてません。
何しに行ったんだ!って感じですが・・・coldsweats02
津和野も行きたかったけれど、時間的に余裕がなく行けなかったんですよ~
こうやって見ると、津和野の方が好きかもです。
無彩色の中で泳ぐ色鮮やかな鯉達、時代を感じる津和野カトリック教会
どれも素晴らしいですね。
何よりも親孝行するpalletさんが素敵です。
このトシになっても母に頼ってる自分が恥ずかしい・・・

こんにちは~ happy01
   
✿はなねこさん
若き日を思い出して、
ちょっとロマンチックになってもらえたかしら wink
>親孝行の、いい旅行でしたね。
と言われるとcoldsweats01sweat01 なんですが
むしろ、一緒に歩ける元気な義母に
感謝すべきだろうなと思っています。
  
  
❁かわみんさん
津和野は萩に比べると庶民の暮らしが息づいているように感じました。
家々の赤い屋根も印象的でした。
いつかまた訪ねてみてね。
>このトシになっても母に頼ってる自分が恥ずかしい・・・
ダイジョウブ。親は、いくつになっても
子供に頼られれば嬉しいモンだと思うけどなwink

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