6/3 平家琵琶(平曲)を聞く
平家琵琶(平曲)を聞きに行きました。
友人のシイナビッチさんも出演します。
平家琵琶には必ず月(貝などで装飾)が描かれているとのこと
私は、平家琵琶という楽器を間近で見るのは初めて。
もちろんその楽器の伴奏で語られる『平家物語』を聞くと言うのも初めてです。
現在では、演奏者も大変少ないそうです。
終演後の舞台で
「語る」と言うよりも、独特の節回しや声の抑揚で「歌うように」語ります。
間に、撥ではじかれた抑制のきいた琵琶の音色が静かに響きます。
シイナビッチさんには「退屈で居眠りして、椅子から落っこちないでね」と言われていましたが、最初に解説もあり、語られる部分の『平家物語』の本文も配られましたので…なんとか無事に
と言うより、思いのほか興味深くてしっかり聞き、手元もしっかり見ていたのであっという間の時間のように感じました。
あれって、楽譜?はどんななのかしら…こんど見せてもらおうって思います。
コメント欄にシイナビッチさんが『ミニ平家琵琶(平曲)解説』を寄せてくださったので、こちらもぜひご覧ください
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素敵な会のようですね。枇杷というのは、僕も間近にみたことがありません。音はたぶん枯れた寂しい音がするんじゃないかな、なんて気がします。
邦楽の楽譜は、五線で書かれている訳じゃないんでしょうけど、どうなっているのかな?まさか流派によって違うとか。今度調べてみよう。
投稿: wahei | 2012年6月 8日 (金) 03時59分
>枇杷というのは、僕も間近にみたことがありません。
うふふふふ 枇杷はみたことあるでしょう???
音は…そうそう、枯れた寂しい音でした。
邦楽の楽譜って、もちろん縦書で
長~く伸びた「く」の字が書いてあったような気がするんだけれど…
あんまり目にする機会ないですよね。
投稿: pallet | 2012年6月 8日 (金) 10時19分
美術品と言ってもいいようですね。
琵琶は間近で見たことあったかしら (-_-)
弾いたことがないのは間違いないのだけれど・・・。
pallet さんは、お友達も文化の薫り高い方が多いのですね。
投稿: はなねこ | 2012年6月 8日 (金) 20時59分
✿はなねこさん こんにちは

ワタクシけっこうめんどくさがりなんですが
最近は「何でも見てみよう」って路線変更。
今までなんとなく疎遠だったジャンルでも
できるだけチャンスを逃さないようにって思っています。
>美術品と言ってもいいようですね。
こんなサイト ↓ がありましたよ♪
http://kiyond.blogspot.jp/2010/05/blog-post_09.html
そういえば、
はなねこさんも同じような形のもので活躍なさってるじゃないですか(^_-)v
関東甲信越はきょう梅雨入りですって。
しばし、山が遠くなりますね
投稿: pallet | 2012年6月 9日 (土) 11時47分
★palletさん、
月の装飾は平家琵琶だけなのか、他の琵琶にはないのか、
その謂れなんかもシイナビッチさんに伺って。
「琵琶の月」ってどら焼きみたいなお菓子があるけど、
これは琵琶湖のお月さまだよねぇ…
投稿: ゆき | 2012年6月 9日 (土) 21時15分
シイナビッチさんからお返事が来る前に…
こんな記事 ↓ は、どうですか。
http://pub.ne.jp/heikebiwa/?entry_id=1290784
来週もあんまりお天気よくない日が続きそうね
投稿: pallet | 2012年6月 9日 (土) 22時09分
今晩は。
シイナビッチさんは日本人??。
私は元宝塚出身の上原マリさんのビワを
CDで聞いたことがあります。平家物語は
好きな本ですから、大変面白かったです。
投稿: インレッド | 2012年6月10日 (日) 19時52分
うふふ、そうですよね。
いかにもロシアにでもありそうな名ですものね
シイナビッチさんは、れっきとした日本人。
インレッドさんもご存じの茨木のり子さん所縁の地に今はお住まいです。
時々、コメントを下さる時のハンドルネームなんですよ。
私もあまりよく知らないのですが、
上原まりさんは筑前琵琶のようです。琵琶を縦に構えていたような気が…。
平家琵琶はギターのように床に水平に構えます。
語るものも平家物語に限られるようです(たぶん)。
シイナビッチさん、お助け~
投稿: pallet | 2012年6月10日 (日) 22時20分
はい、はい。平家琵琶は雅楽の琵琶(大河ドラマ「平清盛」で彼の先妻が弾いていました)と構造が同じで、月を貼っているか否かで区別すると本に書いてありました。平家琵琶(平曲)は『平家物語』だけを語り、基本的には口伝です。200曲全部を語れる人を「相伝者」と言い、私の師匠を含めて10数人らしい。なお、私は7年目で10曲ほどです。この調子でいくと、全曲マスターするには300歳を越えそう・・・。相伝者になった暁にはお祝いの会を開きますので、パレットさんもご参加くださいね。なお、譜本は、行書や草書や変体がなで書いてあり、右側にメロディを示す符号が付いています。同じ符号が同じメロディとは限らないので、師匠が語るとおりに語るように努力する次第です。努力はしますが、師匠とは微妙に違ってしまいます。その微妙な違いが鎌倉時代から積み重なっているわけですから、始祖「生仏」の語りと私の語りはまるで違っている可能性が大ですね。以上で平家琵琶講座を終了しまーす。
投稿: シイナビッチ | 2012年6月11日 (月) 11時36分
解説、ありがとうございました。
楽譜じゃなくて譜本と言うのね?!
相伝者になった暁には、ぜひ盛大なパーティを
投稿: pallet | 2012年6月11日 (月) 17時18分
★palletさん、こんばんは。
シイナビッチさん、ありがとうございました。
ブログを読んで、いろいろな琵琶の絵を拡大して見てしまいました。
ふーん、なるほど。平家琵琶であることを示す印ですか。
それを象牙や銀の「月」で表すところが、
いかにも平家を語る琵琶にふさわしいような発想ですね。
そこにまたネイルリムーバーなんかが登場してシール的に扱われるというのもちょっとおかしくて、ウフフです。
投稿: ゆき | 2012年6月11日 (月) 21時35分
この「月」のことは、
終演後に私が「琵琶の写真を撮っていいですか?」とお聞きしたら
係の方が教えてくれました。
まあるい月
ちょっと欠けて
>そこにまたネイルリムーバーなんかが登場してシール的に扱われる
これ、私もとっても可笑しかった。
平家琵琶だけど、月の飾りを取っちゃえば『源氏物語』も語れるってことなのかなあ??
投稿: pallet | 2012年6月12日 (火) 18時47分