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6/27 弘前まち歩き(青森へ その6)

弘前は、旅人にとってとても魅力的な素敵なまちでした。

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            旧弘前市立図書館(堀江佐吉 設計・施工 1906築/1990現在地に移築)
    
一日では見て回れないほど見どころがいっぱいなので、今回はいくつかピックアップして動いてみました。
                                                    (青森へ その1)はこちらから

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きょうは夕方の列車で東京へ戻ります。
それまでに、できるだけたくさんの場所を見れたらいいなと思います。

                        
        
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「お暑うございます」…まだ9時前ですが、梅雨時とは思えない強い日差しです。
朝一番は、最勝院へやってきました。
             

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東北一の美塔と言われる五重塔(重文)。
津軽統一の際、戦死したすべての人々を敵味方の区別なく供養するために建てられたとのこと。
均整のとれたたたずまいが青空に映えて、さらに美しさを増しているようでした。
                     
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次に向かったのは、『禅林街』と呼ばれる区域です。
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この『黒門』をくぐると、左右にりっぱな寺院が続きます。
し~んとしていて、すごく不思議な雰囲気。
             
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禅林街最奥正面は津軽家の菩提寺・長勝寺。
これは三門で奥に見えるのが書院造りの本堂。銅鐘、霊廟、御影堂、庫裡、すべて重文で盛んに修復作業がなされていました。
ボランティアガイドさんの説明を聞きながらの拝観はなかなか充実していて、庫裡や本堂がとても印象に残りました。
                  
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長勝寺から黒門方向を見たところ。
このまっすぐな道路の両脇すべてが寺院です。
             
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ここの成り立ちは upwardright のごとく(クリックで拡大します)。
築城の際の第一候補地だったにもかかわらず、余りに要害堅固なため時の幕府が許可しなかったとのこと。いやはや、津軽藩なかなかすごいです。
                                 
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で、西方断崖絶壁と言われる所に来てみると、確かに足元には岩木川が流れ要害堅固。
遠くには長くすそ野を引く美しい岩木山が見えていました。
『赤門』からの道へも入ってみて最奥の宗徳寺へ立ち寄り、来た道を戻ります。
                                  
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来た時にも見かけた消防屯所。可愛い洋館ですね。
ところで、ここのカーブは敵の侵入を困難にするための「桝形」だとのこと。
            
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ロビーに「ねぷた」が飾られている市立観光館にやってきました。
ここの駐車場に車を置いて、これから何箇所か歩いて回ります。
2階には津軽塗の全行程や作品、ヒバ工芸やこぎん刺しなど郷土の手仕事のあれこれが展示されていました。
            
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597むこうに見えているのは『三の丸 追手門』(重文)。
この辺りの道も「桝形」になっていました。
     
  
          
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ますます日差しが強くなって…お濠のスイレンの花が涼しげに見えます。
                                      
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弘前城の天守も重文。東北唯一の現存する天守だそうです。
天守の窓からも遠く岩木山が見えました。足元には桜・桜・桜…すごい数です。
弘前といえばお城と桜が思い浮かぶほどですが、ここにはいったい何本の桜があるのでしょう。
              
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お城のある弘前公園と共通券だったので、藤田記念庭園にも行ってみました。
大正浪漫の洋館(食事・お茶ができます)、書院造の日本家屋、岩木山を借景とした池泉廻遊式庭園…東北地方では平泉毛越寺に次ぐ規模だそうです。
           
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四季折々の花が咲くようですが、今は花菖蒲がきれいでした。
育英事業や寄付などの社会貢献もおこたらず、なおかつこんな別邸を建てちゃうんですから…昔の実業家はすごいですね。
              
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弘前の洋館の代表的存在といえる青森銀行記念館(重文)。
銀行らしい、見るからにがっしりとした造りです。
             
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1階 ケヤキのカウンター           2階大会議室             2階小会議室
        

会議室の天井に使われている「金唐革紙」が当初の姿で残っているのは小樽の日本郵船とここだけだそうです。
小部屋の漆喰の天井などもなかなか素敵でした。
           
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お昼を食べに車で移動。
知人から聞いていたかくみ小路の『常寿司』(おいしかった。お勧めです)へ。
かくみ小路は、土手町通りから入る小路で、東北一古い喫茶店『万茶ン』(昭和4年創業)などがある「昔は賑やかな飲食店街だったかな?」という通りです。
                 

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遅いお昼を済ませると、思いのほかもう時間がありません。
で、昨日、脇を通りかかって気になっていた教会へ向かいました。
                   
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日本聖公会 弘前昇天教会でした。
      
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玄関を入ると正面に襖が見えておもわず「えっ?」。
畳敷きの教会は見たことがありますが、襖は初めてです。あの襖の向こうがお祈りをする場所なのかしら。
入口脇の壁に下がっている紐は、教会の鐘を鳴らすためのものだそうです。
              
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他にも、カトリック弘前教会(明治末期築)、日本キリスト教団 弘前教会(明治8年築/東北最古)、弘前学院外人宣教師館(重文)など見たいところはたくさんあったのですが…
もうひとつだけぜひ見たいところがあったので、また市観光館へ戻りました。
                 
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観光館の敷地内に移築された旧東奥義塾外人教師館は、小さなレストランになっています。
            
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で、私がぜひ見たかったのはお隣にあるこの旧弘前市立図書館です。
弘前には洋風建築を研究し積極的にとりいれた棟梁 堀江佐吉という名匠がいて、青森銀行記念館ほかあちこちにその名をとどめていますが、この図書館も彼の作品とのこと。
               
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両脇の八角ドーム、正面のドーマーウインドー(屋根窓)、玄関屋根のペディメント(装飾)、漆喰の外壁の白と落ち着いた紅色とモスグリーンで彩られた建物全体…
なんて素敵な建物なんでしょう。
             

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中へ入ってとても驚いたのは、「婦人閲覧室」があったことです。
図書館は当時の東奥義塾の敷地内に明治39(1906)年に建てられて昭和6(1931)年まで利用されていたとのことですが、その時代に、いったいどんなご婦人たちが…。
              
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玄関から。正面ドアは事務室、廊下奥に見えているのが「婦人閲覧室」。
             
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階段。 2階踊り場から玄関を見下ろす。
            
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2階普通閲覧室。窓も、半分だけ開いたレースのカーテンもすてき。
ここからも窓の向こう遠くに岩木山が見えていて、こんな閲覧室で一日中本を読んでいられたらなあなんて思ってしまいました。
        
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              さてさて長くなりました。これだけ見れれば満足満足。
              盛りだくさんだった今回の青森の旅、これにておしまい。
              長いレポ、読んでくださってありがとうございました。

    
pencil 青森県弘前市 2012.6.27(水)
最勝院五重塔-禅林街(長勝寺、宗徳寺)-市立観光館-弘前城-藤田記念庭園-青森銀行記念館-かくみ小路-弘前昇天教会-追手門広場(旧東奥義塾外人教師館、旧弘前市立図書館)。
※車内から弘前市立百石町展示館、吉野町レンガ倉庫など。
※探しながら、おもにレンタカーであちこち移動しましたので動線がよくありません。
            
pencil 弘前16:03-新青森16:47/17:12(はやて36号)-東京20:36.
pencil この旅には、JR東日本・大人の休日倶楽部東北スペシャル切符(4日間
  乗降自由・指定席6回まで・新幹線等可@13,000・期間限定…)を利用しました。
pencil お時間ありましたら「ふろく」のマンホール蓋もごらんください(その①その②)。

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コメント

八甲田山の素敵な山旅のあとは、素晴らしい建物巡りでしたね~
五重塔も青森銀行も教会も旧図書館も、本当に均整が取れて、なんて美しいんでしょう。
昔って今みたいに精密な計測器なんてなかったでしょうに、ただただ感嘆してしまいますね。
三角に飾るカーテンも堀江佐吉さんという方のこだわりだったのでしょうね。
全てが幾何学模様に統一されていて、まさに芸術品!
palletさん、素敵な青森の旅でしたね。
私もいつかそんな旅してみたいな~・・・

palletさん、こんばんは。
ようやくまとめて拝見しましたー。
東北の旅、盛りだくさんの中身の詰まったものでしたね。

八甲田山のたおやかな山並みと大好きな湿原
岩木山で見られたミチノクコザクラ
そして、お城と桜の印象しかなかった弘前の街のステキなこと
私もこのルートを参考に行ってみようかな、なんて思いました。

cute sanpoさん こんばんは
>五重塔も青森銀行も教会も旧図書館も、本当に均整が取れて、なんて美しいんでしょう。
そうそう、均整がとれているからこその美しさなのかもしれませんね。
まだまだ見たいところがたくさんあったので、
大雨で山に登れなくともOKだったんですよ wink
青森大好きになってしまいました。
次回のお得切符でsanpoさんもいかがですか。
町歩きだけなら土日一泊で大丈夫と思います。

✿はなねこさん こんばんは
お疲れのところ、まとめて読んでくださったんですね~
スミマセン。
ミチノクコザクラ、思いがけずシロバナも見られてラッキーでした。
弘前は私もお城と桜の印象ばかりだったのですが
どうしてどうしてすてきな街でした。
津軽のお姫様が皇室にお入りになったのもむべなるかなって思いました。

★palletさん、この次はあと二つの教会も是非。
昇天教会は赤レンガだけど、
日本キリスト教団弘前教会やカトリック弘前教会は、
木造や木造モルタルでゴシックやロマネスクを模した
その工夫の跡がとても面白いの。
 
私が行ったのは秋、
たわわに稔るリンゴ畑の向こうの岩木山が印象的でした。

snow ゆきさん おはよう
このふたつの教会も外からはチラと見たんですが
時間がなくなってしまって残念でした。
新幹線で行くと、我が家から西丹沢へ行くくらいの時間で
青森まで行けちゃう!!ってわかったので
またお安い切符が出たら一泊で行こうかななんて思いました。

palletさん、こんにちはー♪

それにしても素敵な旅でしたねー!
お天気も最高だったんですね。羨ましい限りです。
岩木山も緑が美しい。
ちょこんと座ってるpalletさん…気持ち良さそうです。

青森はこんなに沢山歴史的な建物があるんですね。
昔の方の作られたものって本当にお洒落で!
いつまでも こういう建物は大事に残して欲しいですね。

私もいつか青森の旅行ってみたいなー。
楽しい旅、楽しませていただきました!感謝♪

palletさん、こんにちは~。
岩木山は想像していた山ではなかった(笑)です。
簡単にいける山なんですね、って言ったら申し訳ないけど。
旅の途中だと時間的に余裕がないから、使えるものは使ってしまいますよね、私も同じです。

弘前、私まだ行った事ないのですが素敵なところなんですね!
特に旧弘前市立図書館の洋館の素敵なこと!!!
こういうの見ちゃうと、東京のゴミゴミしたところに住んでいるのがイヤになっちゃう。
palletさんのおっしゃるとおり、一日中本を読んで・・・窓から爽やかな風が入ってきて・・・
盛岡に行くといつもそう思うんです。
山に囲まれてのんびり暮らし・・・うーーー膨らむ妄想。

そうそう。
新幹線が使えるところは、下手に東京近郊移動するより早くてラクなんですよね、同感です(*^_^*)

✿矢車草さん こんばんは
梅雨の晴れ間が味方してくれました。
岩木山は結局なんちゃって登山でしたが coldsweats01
弘前のまち、なかなかノスタルジックでよかったですよ。
いつか行ってみてね♪

✾cyu2さん こんばんは
>岩木山は想像していた山ではなかった(笑)です。
うふふ、簡単には行けない道もいくつか?ありますよん。
cyu2さんが行くときには、想像通りにそちらにチャレンジしてね♪
絶好の山日和だったから、
ゆきさんと一緒だったんだったら、私もたぶん神社から登ってたかな~ wink
弘前、すてきでしょう?
岩木山に行くときには、ぜひ散歩してみてね。
bullettrain 新幹線って、ほんとに早くてビックリでした。

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