8/29 高嶺を行く その4(槍ヶ岳~南岳~氷河公園…)の①
その3はこちらから。
【 南岳小屋の向こうに、大キレットをはさんで穂高の山々がそびえたつ(南岳から) 】
きょうは、今回の山旅のメーン、3000mのピークを3つ(大喰岳3101m、中岳3084m、南岳3032.7m)つなぎます。
こちら側から見るのは初めての大キレットも(見るだけね )とても楽しみです。
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昨夕は期待した夕焼けがなくちょっと残念でしたが、そのかわりに、
日没後にはこんな光景が広がりました。
まるで…
私はいま深い海の中にいて、
海底の常念岳が正午月齢10.5日の月を見上げているのを、
ゆらゆらと揺らめきながら見ているような気がします。
そして、きょうの夜明け前。
東の空に輝いているのは金星でしょうか。
槍の穂先に登る人のヘッドランプの光もちらちらと見えています。
日の出の瞬間も見たいし、食事も済ませなくてはならないし…
で、あたふたしながらの朝食後、いよいよ南岳へ向けて出発です。
きょうこのまま下山するカナさんとは、ここでお別れ。
「また、どこかでお会いしましょうね~」。
小屋のはずれに来ると、昨日槍の穂先からは見えなかった笠が岳から双六への景色が一望のもとです。
一瞬、この景色を(たぶん)見ずに下山していってしまったカナさんを呼びに戻ろうかなと思ってしまったほどでした。
槍平小屋への下り口、飛騨乗越。
いまのところ槍の右手遠くには八ヶ岳や富士山、そして南アルプスも見えていますが、
昨日17時の天気予報ではきょうは「曇りか霧のち一時雨」。
なんとかお昼過ぎまでは持ってほしいものだなあと思います。
ところで、「飛騨」と言えば…
朝食のテーブルで一緒になったドイツから来た青年(日本語堪能)が、この辺りのことを
「飛騨山脈」と言っていたのがとても印象に残りました。
いまは「北アルプス」の呼び方が一般的になっていますが(山ヤさんだけ?)、確かに
小学校では(って、大昔)「飛騨山脈」って習ったような気が…
そうそう、昨日の山荘はそこそこの混み具合でしたが、
私たちは4人ずつの二段棚、計8人の部屋に6人で、暖かな布団でゆっくり眠ることができました。
あらら、なかなか前へ進みませんね。
実は…こちらへ来る人いないかな~…なんてね
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スミマセン。
なんだか長くなりそうなので、ちょっとひと休みしますね。
その4の②へ続きます(こちらから)。
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