南米へ⑨(終章)10/19 リマ(ペルー)
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* * * * * 10/19 ペルーの首都リマ * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
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クスコからリマへは1時間20分ほどのフライトでした。
ちょうど東京から九州あるいは北海道へ少し足りないくらいの距離になるでしょうか。
リマは、インカ帝国を滅ぼしたスペインが首都とした都市。
まちの北側に流れる太平洋にそそぐリマック川河口に造られたのでリマとなったそうです。
いまでも古い建築物が多く見られる旧市街は、クスコとともに世界遺産に登録されています。
南米へ⑧はこちらから。
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旧市街はアルマス広場を中心として道路が碁盤の目状に交差していて、整然とした印象のまちとなっています。
建築当時は藁葺屋根とレンガ造りだったというカテドラル(大聖堂)。
現在の建物は19世紀初頭のもの。
カテドラルの前を行く広場一周観光馬車。
旧市街は治安が悪いので十分注意をと再三言われてきましたが、広場周辺はさすがにポリスの巡回もあり少し安心…か…な…
落ち着いた感じがしたクスコとは違いリマの旧市街は歩道も人であふれていて、物騒かもしれないけれど活気のあるまちの風景を繰り広げていました。
こちらは大統領府。征服者ピサロの邸宅の跡に建っているそうです。
1600年完成後も改築が続いて、現在の建物は1938年のデザイン。
道路の渋滞で、私たちが着いた時はお昼の衛兵交代が終わった直後でした。残念。
リマ市庁舎。1944年に建てられたもの。
なんだか、比較的新しく建てられたものが多いですね…。
広場の周りの建物は改築や再建築されたものが多いようですが、コロニアル調の様式を踏襲して当時の様子を色濃く残しているということなのでしょう。
カラフルな建物や、特徴的なバルコニーのある建物が多く見られます。
1672年に完成するまでに何度もの改築を経たというサンフランシスコ教会。
広い敷地に建つ美しい建物でした。
でもここで突然のように「法隆寺ってすごいな」なんて思ってしまった私って…。
ランチをするために海辺へ向かう途中で見かけた緑色の家。
こんな普通の家にも窓の下にバルコニー風の装飾?が付けられています。
リマは海辺の町なので、魚介料理がメーンです。
一番有名なのは魚のマリネでセビーチェという料理。
日本人の感覚だと薄くスライスした身にこれまた薄くスライスしたさらし玉ねぎなどのイメージですが、ぶつ切りの魚にけっこう分厚い玉ねぎさらに大盛り…
ここは、おしゃれなレストランの向かいに見えたプエブロホーベン(若い街)。
低所得者層(ペルーには圧倒的に多い)が不法に建て続けて、あんなに高いところまで行ってしまったのだそうです。
行政も見捨てて置けなくなって、最近は給水車などが周っているとのこと。
色合いだけだと、この旅行の初めに訪ねたアルゼンチンはブエノスアイレスのカミニ―トを思い出しますが…。
昼食後は新市街(かつて外国人の保養地として栄えたミラフローレス)へ向かいます。
ここはペルーに着いた最初の日に泊ったところです。
高層のホテルや新しくできたショッピングセンターなど、いまやどこにでも見られる街づくりになっていますが、古くからの住宅街はさすが高級住宅街の雰囲気でした。
ミラフローレスの海岸沿いにある恋人たちの公園。
この時期のリマには珍しく時々日差しが見える日だったので?、芝生のあちこちに恋人たちの姿がありましたよ
少し離れた海岸線には、なんとペリカンが飛んでいました。
海は…太平洋です。
日本を発ってからはや10日以上。
ずいぶん中身の濃い旅を続けたなぁと思います。
今晩は最初の日と同じホテルに部屋を確保してあるので、ひと眠りしてからあす未明にリマを発ち、いよいよ日本へ向けて帰国の途に着くことになっています。
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【カナダ・トロント空港 / 北半球は秋、思いがけずカナダの紅葉を見た♪】
10/20(土)午前1時40分発の飛行機で、カナダのトロントへ向けて出発。
9時間のフライトののち、3時間半のトランジットを経て成田行きのエア・カナダに搭乗。
翌10月21日(日)16:00、無事成田に到着。
遠くて長くて…でもすごく充実していた旅も(やっと?とうとう?)終了となりました。
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こんなに長くなってしまったのに、見たもの聞いたもの感じたことの半分ほどしか書いていないように思いますが、私自身の旅の記録として、息切れしながらもなんとか書き残すことができてほっとしています。
長い長いレポートに最後までお付き合いいただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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